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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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2009年9月3日
関東の某大学病院で手術されたものの不幸な結果となり作り直し手術となった。
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耳の中央の色が異なる移植された皮膚を切除する。
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耳たぶの後ろから、生きた皮膚弁を作成。
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耳たぶの裏から耳の中央部に、皮膚弁を移動した。
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左は摘出したタンザー法の肋軟骨フレーム。
中央は、永田法の3次元肋軟骨フレーム。
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3次元肋軟骨フレームを移植したところ。
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半年間順調に経過していた。そして、2010年3月30日。となった。
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よく見ると、耳の中央部後方に、皮膚欠損を生じている。
耳の洗い方が不足していると、垢がたまり、その下の皮膚がかぶれて更に細菌感染を起こし
細菌に皮膚が食べられて皮膚欠損となる。
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耳の後ろから生きた皮膚を移動して皮膚欠損部をカバーした。
耳の腫れは入院中に引く。

半年後に耳を立てる手術を行う予定。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。