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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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本日は、永田小耳症形成外科クリニックに

イギリスと韓国からの留学生が小耳症の手術見学に来日しているため

永田小耳症形成外科クリニックの手術室は、

学ぼうとする見学生の意欲が異様にみなぎる雰囲気となった。


小耳症に対する手術のデザインを

留学生に解説しながら行っている所〈後ろ向きなのが私〉。


それを見逃すまいと必死に撮影している2名が留学生。


数多くの質問が飛び交う。

はるばる海外から学びにきた留学生は、目的意識がはっきりとしており

学ぶ姿勢が真剣そのものだ。

質問の内容でその留学生のレベルがわかってくる。


このような教育を毎年毎年繰り返しながら

永田法は、世界中に広がってきた。


これまで私の小耳症手術見学のために

来日したイギリス人形成外科医は、記憶しているだけでも5人目。

そのほか、イギリスでの招待後援やデモンストレーション手術だけでも3回。


韓国人の形成外科医は2人目だ。

ほかに韓国での国際学会での招待後援が1回。


などなど、世界中の形成外科医師が学びに来る。

留学生に意欲があればあるほど教える私も燃える。

燃えている限り青春!。










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耳垂残存型小耳症の術前。
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正常な耳があるべき場所を赤で示す。
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手術デザイン。
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作成した3次元肋軟骨フレーム。
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皮弁形成および皮下ポケットを作成した状態。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植したところ。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。