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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

8時間かかる小耳症手術は

朝からスタートしても夕方までかかるので一日に1人の手術しかできない。

小耳症手術を年間を通じ毎週3件継続するのは非常な激務となる。


手術日と日曜日を除くほかの日に外来を行い、

空いた時間で入院中の小耳症患者さん達の包帯交換を行っている。

だから、永田小耳症形成外科クリニックの玄関が開くのは週3日しかない。


週に3日の手術日には玄関が閉まっているのだから

小耳症の事などほとんど知らない一般のご近所にお住まいの方達にとっては

当院は、ほとんど玄関すら開けない不可思議なクリニックと写るらしい。


当院で働いている看護士さんも、ここで働く前には

不思議なクリニックと思っていたらしい。


消防署では、救急車を全く利用することのない不可思議なクリニックと噂している。


逆にタクシーの運転手さん達は、

当院へ日本全国から来院される患者さんたちを戸田公園駅から乗せてくるので

当院のことを非常によく知っている。


つまり、あまりにも特殊なクリニックという事だろう。


海外からの見学者が来ておられるので、医局の人口密度が、異様に高い。
観客が多ければ、院長のテンションがまた上がる。
ひっきりなしにしゃべくり続けて、この夏の暑さも加わり、室温が異様に高い。
私は冷房の設定温度を下げて、ひたすら耐える。

昼間には、強引な院長の英語と、韓国なまりの英語と、イギリスなまりの英語が飛び交い、
夜になると疲れきった院長は、
日本語もおかしなことになってしまい
(はさみのことをカットと言ったりして・・・)
布団にもぐりこんで爆睡してしまう。

やっと静かになったので、テレビを点けたら、
院長の大好きな聖子ちゃんが、西篠秀樹と歌っている。
黒いドレスで、妙に色っぽい。

あらら、院長、聖子ちゃんだよ!
起こしたら、喜ぶだろうか?
それとも怒るだろうか?
とりあえず、聖子ちゃんの歌声で、睡眠療法、リラックスできるかも。
寝た子は起こさないほうがいいかも・・・ね。
午前中に両側小耳症の患者さんが無事1名退院となった。

両側の耳とも完成した後での退院だったので喜びもひとしおだ。

その後、入院中の小耳症患者さん達の包帯交換を行った。

抜糸などの時期にさしかかった患者さんが多く時間を要した。


午後からは外来の時間、小耳症の患者さんを数名診察した後

小耳症新患の患者さんが2名来院されたので、2時間かけて手術法の説明を行った。

その後、留学生達から数多くの質問に答えていたらもう夕方となっている。


明日は、中国地方の某病院で小耳症手術を受けたものの

不幸な結果となった患者さんの再々建「作り直し手術」が予定されている。