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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

見学の女の先生は、
さすがイギリスから来た先生だわ。

日本人でも参っちゃうこの尋常じゃない暑さの中、
長袖の上着を来て、
毎日元気そうに通ってみえる。

解読不能の流暢な彼女の英語の中に、
日本語の単語がどんどん増えていって、
「ねえ、英語の中に突然日本語の単語が混じると、変よね。
かえって意味がわからない」
といったら、
Tさんが、
昨日は「すみません」といってましたよと・・・。

妙にきれいな発音で、
「ハイ」と返事をされたりすると、
私の頭の中で、ハイ?ハイ?とハイがこだまする。

回診のときも気さくに手伝ってくれるので、
ライトを渡すと、今日はずっとライト係りをしてくれた。
(回診の時のライト係りは、超重要)

院長はそれでも気を使っているとみえ、
彼女がいる間はデスクに向かってパソコンパチパチやっているのだが、
彼女が帰ったとたん、
聖子ちゃんを大音響で聞き出した。

それも今週で終わり、
でも来週からはまた、違う先生が、やってくる。
フィンランドへ行ったのは、もう9年位も前のことだが、
ポケモンがテレビの中で、
「ピカチュー!」と叫んでおり、驚いた。

「ピカチュウー」は万国共通語だったのか・・・

今読んでいるのは、
ラーシュ・ケプレルの「催眠下」
ここでもやはり「ポケモン」がひとつの大きな鍵になっている。
忍者も出てきて、日本文化のパワーを感じさせられ、
ちょっと照れくさいような、不思議な気分。
スウェーデン発の超傑作ミステリーなのに、
なぜだか身内が学級委員長に立候補したようなそんな感じ。

その実力は認めているのだが、
なぜか人様の前ではけなしたくなるような、
これが日本人的な感覚と言うものか。

ポケモンは、ミッキーマウスを超えるのだろうか。

本日は入院していた小耳症の患者さんが無事退院となった。

また、明日小耳症手術予定の患者さんが入院となった。

午前中に、入院している小耳症患者さんたちの包帯交換を行った。


午後からは、外来の時間。

数名の小耳症の患者さんたちの診察を行った。

手術後の患者さんも手術前の患者さんも子供達は

夏休みとあって、みんな黒々と日焼けしている。


今年は異常な猛暑がいまだに続いている。

熱中症で死亡する人が今年は多いとニュースにもなっている。

地球温暖化が人類のせいなのかどうか、いろいろと論議が多いところだが

早くこの猛暑が収まってほしいものだ。


この猛暑の中、日本各地から外来へ来られる患者さんたちは

くれぐれも、水分補給を頻繁に行い熱中症予防を行ってください。