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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

土曜日の夜、外来も終わり、夕食のしたく。
秋刀魚を焼いて、大根おろしと味噌汁。

なんだか朝食みたいだけれど、出来たので、
「出来たからお食べなさい」と言ったら、
「他に言い方はないのか、いつも命令形だ」と言われたが、
「じゃあ、なんと言えばいいのよ。あんたもそうじゃ」と思いつつ、
「お食べなさいよ」とまた言った。

院長はデンキガマのある医局入り口に行き、
ご飯をよそって食べるのかと思いきや、
じっと動かない。

なにをしとるんだ?

ドアを開け、外へ出て、また中に入る。

なにをしとるんだ?

「虫が鳴いてる」という。

「え?」と耳を澄ますと、虫の音が聞こえる。

ドアを開けると、虫の音が消える。
近くにいるらしい。

捜してみると、レントゲン室の前に、いた。
ちっちゃい「こおろぎ」

院長が「おい、箱を持って来い」というので、
ティッシュボックスを渡そうとすると、
「違う」というので、
「え、スリッパ?」と聞いた。

「違う、入れるもの」と言うので、
「え、叩き潰さないんですか?」と聞いたら、
「箱に入れて離してやるの」という。

虫にはやさしい、院長だった。


本日は午前中に小耳症で入院していた患者さんが無事退院日を迎えた。

半年後の耳立て手術の日を決定して退院した。


その後、レックリングハウゼン氏病患者さんに対する局所麻酔手術を行った。

その間に、明日手術予定の小耳症の患者さんが入院となった。


病室に入院中の小耳症患者さんたちの包帯交換を行った。

午後からは外来の時間となった。

来週手術予定の小耳症患者さんたち3名の術前検査を行った。


その後、数名の小耳症患者さん達の診察を行った。


更に、小耳症で、関西地方の大学病院で手術を受けたものの

不幸な結果となり「耳の作り直し」を希望する新患の患者さんが来院したので

手術法の詳しい説明を2時間ほどかけて行った後、手術予定日を決定した。


先ほど、このブログに書いたばかりの「作り直し」を希望される患者さんが

今日も永田小耳症形成外科クリニックへ来られている。
朝から仕事を休んで、院長の年金手続き。
この暑いのに、何を好き好んで・・・。

しかし院長には日曜祭日しか休みがなく、
あんな複雑な手術はいくらでもやるくせに、
書類仕事が、大の苦手。


よって、委任状を持って、私が駆け回らざるを得ない。

しかし、医者と言うもの、開業でもしなければ、転職転職のくりかえし。
地方公務員アリ、都職員アリ、個人事業主アリ、で、
何がなんだかわからない。

必要書類も、住民票だの、戸籍抄本だの、謄本だの、
色々だし、
個人事業主なのに、なぜか雇用保険手帳をハローワークへ行って取って来いと言う。
やっとそろえた書類を持って行っても、年金機構の人が、
「こことここが、うちではわからない」という。
だって年金定期便でお問い合わせしてるのに、返事もなく・・・。

は、どうにかなりませんか、これ。

これじゃあ、あちこちで行方不明になる年金さんが出てくるのも当然だ。

持って行った書類をまたそのまま持って帰り、
またあちこちに電話して、
ああ、もうやんなっちゃった。
小耳症に対する耳介再建術は、

従来法であるタンザー法やブレント法では

耳介細部の形態を省略した不完全な形しか再建できなかった。


従来法で手術を行っても、患者さんにとっては満足がいかなかったので

当院へは、それらの患者さんたちが作り直し手術を望んで来院されている。


従来法と永田法とは、全く異なる別の手術法となっている。

ここが診察を受ける前の患者さんたちが全く知らない事でもある。

〈これまでも数々の耳の作り直し手術の写真をこのブログに示してきたとおり

また、永田小耳症形成外科クリニックのホームページにも示しているように〉

術者の違いにより、手術法の違いにより

驚くほど再建レベルが異なることに気がついていただける。

永田法だけが、耳介細部構造のすべての再建を可能としているので

アメリカが発行した形成外科医師のためのテキストブックにも永田法が記載されている。

もちろん良好な結果を出すと患者さんは満足する。


タンザー法変法やブレント法変法や組織拡張法などの従来法では

決して患者さんが満足する耳が再建できないという事が最も大きなポイントだ。


手術を受けた患者さんが満足のいく耳を再建するためには

永田法で手術を行うのが最も理想である。

耳の形態そのものが体表の中で最も複雑な形態をしているためと

小耳症術前の形態がそれぞれ異なっているため、

当然手術法を習得するために長期間の訓練を要する。

また、発生率があまりにも少ないので医師の訓練の場所が

当院以外ではほとんど無い。


従来法で手術を受けた患者さんと、永田法で手術を受けた患者さんとは

結果がまるで異なるので、手術後の満足度も全く異なる。


写生による表現力や、芸術的な能力が人によって全く異なるのと同様に

患者さんが想像を絶する程に、再建耳の精巧さのレベルが、

術者により、まるで異なっている。

結果の写真が厳しくすべてを物語っている。