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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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2010年2月2日、中部地方の某病院で手術されたものの不幸な結果となっている。
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本来耳があるべき場所を赤で示している。
耳が正常の場所より下に作られている。
ローヘアーラインの症例。
耳が立っていない。
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移植されてい肋軟骨フレームを摘出。
頭から血管膜を起こした。
頭から薄い皮膚を採取。
耳があるべき場所の毛根部を切除。
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右は摘出した肋軟骨フレーム。
中央は新たに作成した3次元肋軟骨フレーム。

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本来の耳あるべき場所に3次元肋軟骨フレームを移植した。
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皮弁でカバーできない耳の上の部分は血管膜でカバーした。
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血管膜の上に頭から採取していた薄い皮膚を移植した。
左上は切除した毛根部。
左下は、耳の後ろに移植されていた色が異なる皮膚を切除したもの。
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そして、2010年10月5日の耳立て手術の日となった。
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耳立て手術のデザイン。
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頭から2枚目の血管膜を起こしたところ。
耳を立てるため耳の後ろに支えとして移植する肋軟骨ブロックを作成した。
頭から薄い皮膚を採取した。
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耳立て手術終了時。
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耳が立っている。
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耳が立っている。
耳の腫れは入院中に引く。
皮膚を採取した後は入院中に治り髪の毛が生える。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。