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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

毎週毎週小耳症手術を継続して

あっという間に四半世紀が過ぎ去った。


本当にいろいろな形態の小耳症に対して、

形態に応じた毎回微妙に異なる手術を行ってきた。


この症例ごとに対する応用力こそが最も小耳症手術に必要な事だ。

永田法は、進歩を遂げて

従来の小耳症手術とは全く異なる別次元の手術に変貌した。


英文を読まない一般の形成外科医には、

それがほとんど理解できていないのだろう。

それゆえ、作り直し手術を希望して来院される小耳症の患者さん達が

毎年毎年減少することなく当院へと日本中から集まっている。


このブログをずっと御覧になっていれば

それがますますはっきりと理解できることだろう。

夕食の準備で、白身の魚の下ごしらえ。
ピンセットで細い中骨を抜いていく。
一本一本ていねいに、集中して・・・息を凝らして・・・

あれ?
この感じ、どこかであったけど。

そうそう、そういえば、
クリニックで、院長が患者さんの抜糸をする時とよく似てる。

患者さんの抜糸と、魚を一緒にするなんて、失礼もはなはだしいけれど、
でも、こんな感じ。

昨日も耳立ての手術をした患者さんが、抜糸をする日だったので、
抜糸をおこなった。

糸を抜くだけで18分もかかったので、
院長はずっと集中しっぱなしで、
一本一本ていねいに集中して、息を凝らしていたけれど、
その間、ずっと動かないで我慢していた患者さんも、
えらかった。

患者さんはまだ10歳くらいの子が多いので、
途中で動きだしてしまう子もいるし、
気分が悪くなって、顔色が悪くなる子もいる。
(なぜか、男子のほうが多い)

でも、抜糸に18分かかったと言うことは、
縫う時はその何倍もかけて縫ったと言う事です。
それが、手術のたびに何時間もつづくのだから、
自分の亭主ながら、
この人、ちょっと、××○○じゃないの?
と、思ってしまう。

先日の節分では、恵方巻きをかったので、
「ねえ、切らないでそのまま食べるのよ」と言ったら、
「切らんと食われん」と言って自分で切って食べていた。

医局にはあまり上等でない包丁が一本あるきりなのに、
きれいに切ってあった。

「あ、海苔巻き切るの、上手ねえ」
といったら、
「切るのは慣れとっと。こうして引くようにして切るの。
押したらだめ。手術といっしょ」
と言った。

患者さんと海苔巻きをいっしょにしたら、
またまたダブルで失礼な話だが、
ははあ、なるほどなあ、と感心したしだいです。