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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

地震がおきてから、そろそろ1週間。
毎日の生活では、いろいろ以前とは違って不便なことが続いている。

まず、電車が時間どおりこないので、スタッフがクリニックへ来るのもひと苦労だ。
ずっとお泊りの院長だけは余裕のよっちゃん。
電車の遅れや、ギュウぎゅう詰めは、テレビの中だけのことだ。

師長さんは急遽ナースの勤務表を作り直し、
「緊急事態ですから・・・」と顔もきりりとして、頼もしい限りだ。

地震がおきてから初めての手術日は、
今週の火曜日であったが、
事前に、
○先生や麻酔のU先生から何度も連絡が入り、
みごと朝9じから、すべてのスタッフがそろって、
いつもどおりの時間に手術が始まった。

私は元旦に痛めた足が再び悪化したので、
無理しないようにクリニックでお泊りを繰り返している。
毎晩空いた部屋を探して、クッションかかえてさまよっているが、
災害にあわれた方たちのことを考えると、
ぐちなんかこぼしてはいられない。

子供たちも地震の当日だけは、
女の子はけろりとしていたが、
泣いたり地震酔いになったりした男の子もいた。

しかし、
夜は付き添いのおとうさんやお母さんが、
電車が止まってしまったので、帰れなくなり、
急遽、臨時でお泊りになったので、
夜はみな、のびのびとして、落ち着いていた。

子供たちも、親御さんも、ナースも、
それが一番安心なことだった。

今は入院中の子供たちは、いつもと変らずのびのびすごしている。
お母さんたちは、いつ来るか、わからないバスや電車に乗って、
毎日付き添いに通ってこられる。

親の力に、尊敬!


本日は、小耳症で入院していた患者さんが無事退院となった。

その後、明日手術予定の小耳症の患者さんが入院となった。

午前中に、入院中の小耳症の患者さん達の包帯交換を行った。


更に海外の形成外科医からのメールの連絡に対する返事や

海外からの小耳症患者さんからのメールに対する返事を行った。


午後からは、小耳症で再診の患者さんを診察した後

小耳症で初診の患者さんが来院されたので

手術法などの説明を1時間ほどかけて行った。


現在関東地方では電車が動いているものの

通常よりも少ない本数となっているために

職員の通勤が大変になっているが、

通常業務を全く支障なく円滑に進めることが出来ているのは

園長先生や婦長をはじめとした当院職員や麻酔科の先生かたがたの

並々ならぬ協力のおかげである。


明日の勤務予定の引継ぎをスムーズにするために

事務長をはじめとして本日は泊り込む事になっている。

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2011年3月15日。

東北大地震に見舞われ、福島原子力発電所が爆発した本日

永田小耳症形成外科クリニックには、台湾のチャングン大学病院の形成外科医

Ying-an-Chen女医が小耳症の手術見学に来院した「写真向かって右前」。


チャングン大学には、以前に小耳症手術法の永田法を学びに

留学してきていたZung-Chan-Chen医師がいて、

現在は台湾の小耳症手術を最も多く行っている医師だ。

その医師の元で勤務している女医さんが本日小耳症手術見学に来院した。


チャングン大学病院は1万ベット有し、

アジアでは最大級の医療レベルが高い病院でもある。

東大病院が1千ベットなのでその規模は10倍以上となっている。


2週間ほど前にZung-Chan-Chen医師から電話があり

今回の女医さんが見学に来るのでよろしくと頼まれていた。


国際的な教育にも常に忙しい永田小耳症形成外科クリニックとなっている。