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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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関東地方の某大学病院で小耳症に対する耳の再建手術を受けたものの
このように非常に不幸な結果となり2010年11月25日、
永田小耳症形成外科クリニックで作り直し手術を行うこととなった。

このようなおぞましい結果となる小耳症手術を未だに行っている大学病院が
いまだに多く存在する事を患者さんは知っておくべきだ。

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耳があるべき場所と大きさを赤で示す。
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手術デザインの完成。
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左は摘出した肋軟骨フレーム、
中央は新たに作成した永田法の3次元肋軟骨フレーム。
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皮弁形成および皮下ポケットの作成。
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左が永田法の3次元肋軟骨フレーム、中央が皮弁形成したところ。
右が耳の後ろに移植されていた色が異なる皮膚を切除したものおよび
摘出した肋軟骨フレーム。
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永田法の3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植しなおしたところ。
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そして2011年6月2日の耳立て手術の日を迎えた。
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耳立て手術のデザインを示す。
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側頭部から薄い皮膚を採取し、頭から血管膜を起こした。
耳の後ろから耳を支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
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耳が立っている。
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耳が立っている。
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側面全体像。耳の腫れは入院中にひく。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。