fc2ブログ

小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

P1030607.jpg
耳の大きさはある程度成長しているものの、上行脚、下行脚、耳輪脚が存在しない。
耳珠に穴が開いている。
耳穴の場所が通常より下に存在する特殊なタイプの小耳症。
この症例に正常な耳を再建する事は、
再建された耳の作り直しを行うのと同程度に非常に困難な手術。
P1030609.jpg
耳があるべき場所と大きさを科学的に決定しているところ。
P1030608.jpg
手術デザインの完成。
P1030610.jpg
日狩りは肋軟骨を4本採取して作成した永田法の3次元肋軟骨フレーム。
中央は摘出した耳介軟骨。
右は型紙。
P1030611.jpg
間違った形態の耳介軟骨を摘出して
皮弁形成および皮下ポケットを作成した。
P1030612.jpg
3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植した。
半年以上経過し、腫れが引いた後に耳立て手術を行う予定。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。