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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

昨日は、小耳症に対する再々建手術だった。

午前9時に手術室に入室し、手術室を出たのは夜の11時を過ぎていた。

そのためもあってか、昨夜は終了とともに倒れこむように熟睡した。

本日は外来日、

相変わらず小耳症の患者さんで混雑した。

再診の小耳症の患者さん達数名を診察後

新患の患者さんも3名来院されたので、

手術法の説明を長時間かかって行った。


病室の小耳症患者さんたちの包帯交換を終えて

午後からも小耳症の患者さんたちの診察を行った。


またまたあっという間の忙しい1週間だった。
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関西地方の某大学病院で小耳症の手術を受けたものの
不幸な結果となり、本日作り直し手術となった。
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本来耳があるべき場所を科学的に計測している。
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本来耳があるべき場所と大きさがこのように非常に異なっている。
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手術デザイン。
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側頭部から薄い皮膚を採取した。
頭から血管膜[TPF]を起こした。
耳に移植されていた肋軟骨フレームを摘出し皮弁形成を行った。
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左上が摘出したタンザー法の肋軟骨フレーム。
左下が、耳の後ろに移植されていた色が異なる皮膚を切除したもの。
中央が新たに作成した永田法の3次元肋軟骨フレーム。
右は本人サイズの耳の紙型。
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永田法の3次元肋軟骨フレームを正しい場所に移植した。
耳珠および耳甲介部を皮弁で被覆した。
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皮弁では被覆できなかった3次元肋軟骨フレームの
上3分の2は血管膜で被覆した。
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血管膜の上にあらかじめ側頭部から採取していた薄い皮膚を移植した。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。



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関西地方の某大学病院で小耳症に対する耳の再建手術を行われたが
このように不幸な結果となった。
再建耳の上からは髪の毛が生えている。

再建耳は平坦になっている。
耳の後ろには色が異なる皮膚が移植されている。
耳は頭から分離され植皮をされただけで、全く立ってもいない。
耳が立っていないだけでなく、耳の後ろに植皮されただけなので血行が悪く
耳が平坦化しているのは、血行不足により移植肋軟骨の吸収がおきているからだ。
タンザー法などの従来法により再建された耳はこのような血行不良による害が必発だった。

2010年12月10日
耳の作り直し手術を希望され手術を行うこととなった。
このような作り直し手術を希望される小耳症の患者さんたちが
永田小耳症形成外科クリニックには日本全国から集まる。

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作り直し手術の複雑なデザイン。
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左が新たに作成した永田法の3次元肋軟骨フレーム。
右が、移植されていたタンザー法の肋軟骨フレーム
および移植されていた色が異なる皮膚と軟部組織。
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頭から血管膜「TPF」を起こしたところ。
耳から生えていた髪の毛を生えなくするために毛根部を切除した。
耳垂の後ろから皮下茎皮弁を作成した。
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永田法の3次元肋軟骨フレームを移植し、上方は血管膜で被覆した。
下半分は皮弁で被覆した。
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毛を生えなくした皮膚を血管膜の上に戻した。
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それでも不足する皮膚の部分をを頭から採取した薄い皮膚で被覆した。
手術直後はこのように血管膜の腫れが起きているために再建耳の輪郭が出ていないが
術後3ヶ月もすると血管膜の腫れが引き明確な形態となってくるという特徴を持っている。
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そして本日2011年8月4日の耳立て手術の日を迎えた。
立体的な耳が再々建されている。
それぞれの輪郭も鮮明となっている。
再々建された耳からは髪の毛が生えていない。
耳の上の色調も良好となっている。
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耳立て手術のデザイン。
耳の後ろ外側に残された色の異なる皮膚は切除する。
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頭から2枚目の血管膜「DTF」を起こした。
耳の後ろから耳を支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
また、頭から薄い皮膚を採取した。
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耳が立っている。
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耳が立っている。
手術直後は血管膜が腫れるので耳がパンパンに腫れているが、
耳の肋軟骨フレームの表は血行が良いTPFで、裏にも血行の良いDTFで被覆されているので
術後の腫れの引き方も早く、1回目の作り直し手術後と同様に耳の腫れは早期にひく。

しかも、血行が良い耳が再々建されたので、
術後長期にわたり肋軟骨の吸収も起こらない。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。




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小耳症に対する耳の再建において

肋軟骨を採取して耳の形を作り、皮膚の下に移植して耳を再建する。


手術法の進歩とともに、再建できる耳の形態が

細部にわたるまで明確に再建できるようになった。


タンザー法は左、ブレント法が中央、永田法を右に示している。

アメリカ形成外科学会誌にそれらの論文が認めれれて掲載された年代を西暦で示している。


図を比較すると左の2者と永田法とは、全く別といっていいほど異なっている。


言い換えるとタンザー法やブレント法と比較して、永田法だけが正常な耳を作成することが

可能となった事がよくわかる。


肋軟骨フレームがこのような複雑な形態になれば、従来法と異なり

血が通った生きた広い表面積を持つ組織で被覆できるようにする方法が必要となったので、

皮膚の切開の場所と皮弁の使い方も全く異なる新たな方法を開発した。


よって、永田法と、前2者の従来法とは

手術法が全く別といって良いほどに変貌した。


永田法では図の青く塗られた部分の基礎を作り,黄色く塗られた部分をその上に組み合わせ

赤く塗られた部分を、基礎の裏から組み合わせ3次元形態を作成する。

これが3次元肋軟骨フレームといわれるゆえんとなっている。
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耳甲介残存型小耳症に半年前肋軟骨移植術を行って再建した耳。
本日は耳立て手術の日となった。
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永田法の耳立て手術のデザインを示す。
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側頭部から薄い皮膚を採取した。
耳を後ろから支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
その移植肋軟骨ブロックを生かすためと、
再建耳の血行増強のために耳の後ろを被覆する血管膜を頭から起こした。
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再建耳が立っている。
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再建耳が立っている。
手術終了時の全体像。
耳の腫れは入院中に引く。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。