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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

本日は肋軟骨移植術が終了して入院されていた小耳症の患者さんが

次回の耳立て手術の予定日を決定して無事退院となった。

退院日を迎える患者さん達は晴れ晴れとしている。


その後、明日肋軟骨移植手術予定の小耳症の患者さんが入院となった。


午前10時より入院中の小耳症の患者さん達の包帯交換を行った。

小耳症術後の包帯交換は、耳の複雑な立体的形態で

1ミリメートル単位で縫合部の全てがきちんと治っていて

初めて完全な耳介が完成するので非常に隅々まで詳しい観察が必要だ。

傷が傷としてわからないほど美しくならなければ目的を達することが出来ない。

だから手術のみならず包帯交換は真剣勝負と言える。

呼吸を止めて繊細な処置をしなければならない。

だから時間を要する。

午後からは、外来の時間帯となった。

水曜日の午後の外来は比較的空いているものの、

数名の小耳症の患者さん達の診察を行った。