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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

本日は、午前中入院していた小耳症の患者さんが無事退院となった。

その後、明日手術予定の

インド人の小耳症の患者さんが入院となった。

インドで手術されたものの不幸な結果となり

当院を紹介されて再々建手術を行う予定となっている。

また、入院中の小耳症の患者さん達の包帯交換を行った。

抜糸の時期に当たる患者さんが多く包帯交換に時間を要した。


午後からは、小耳症外来の時間帯となった。

来週手術予定の小耳症の患者さんたち3名の全身麻酔用術前検査を行った。

さらに小耳症で再診の患者さん達数名の診察を行った。




本日は土曜日。

永田小耳症形成外科クリニックでは小耳症外来日。

本日は四国中国地方に台風が上陸し大雨となっている。

関東では、やや風が強かったり時々雨が降ったりという程度。

外来で、長野県から来院された方は大雨だったとの事。


午前中は数名の小耳症の患者さんたちの診察を行った。

その後、小耳症で入院中の患者さん達の包帯交換を行った。

さらに数名の小耳症の患者さんたちの診察を行った。


午後からも数名の小耳症の患者さんたちの診察を行った。

まだまだ台風は瀬戸内海地方に居座っている。




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2011年2月18日、耳垂残存型小耳症の術前。
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手術デザイン。
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永田法の皮弁形成および皮下ポケットの作成。
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摘出した耳介軟骨「左」。
作成した永田法の3次元肋軟骨フレーム。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植した。

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そして2011年9月2日の耳立て手術の日を迎えた。
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耳立て手術のデザイン。
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耳を後ろから支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
それを被覆して生かすために血管膜(TPF〉を頭から起こした。
さらに血管膜の上に移植する皮膚を側頭部から採取した。
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耳が立っている。
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耳が立っている。
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手術終了時の側面像。
耳の腫れは入院中に引く。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。




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2010年12月17日、右無耳症。
某病院ですでに耳垂部を切除されてしまっている。
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耳があるべき場所を赤で示す。
重度のローヘアーラインを伴う無耳症であることがわかる。
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右頬骨弓も欠損している「斜線部」
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頭から血管膜「TPF」を起こした。
側頭部から薄い皮膚を採取した。
その後、ローへアーライン部の毛根部を切除した。
3次元肋軟骨フレームを作成した。
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作成した永田法の3次元肋軟骨フレームを示す。
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移植した3次元肋軟骨フレームを移植。
および頬骨弓欠損部にも肋軟骨を移植。
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血管膜で3次元肋軟骨フレームを被覆。
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血管膜の上に側頭部から採取していた薄い皮膚を移植した。
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そして2011年9月1日耳立て手術の日を迎えた。
髪の毛が生えない耳が再建されている。
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耳立て手術のデザイン。
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頭から2枚目の血管膜「DTF」を起こした。
側頭部から薄い皮膚を採取した。
耳を後ろから支えて立てるために移植する肋軟骨ブロックを作成した。
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耳が立っている。
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耳が立っている。
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手術終了時の全体像。
耳の腫れは入院中に引く。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。