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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

耳に関する再建手術は

形成外科領域で最も困難な手術であるからこそ

各施設での結果に大きな差が出る手術でもある。


このブログには、これまでも多数の再々建手術を掲載してきたが

永田小耳症形成外科クリニックでは

先週も小耳症に対する再々建手術が2件行われた。


どのように施設による結果に格差があるのかを

画像で理解しておかなければその理由が全く理解できない。


耳の手術を受ける場合には言葉だけの説明では

その結果が患者さんには全く予想できない。






本日は9月11日、

10年前のニューヨークの貿易センタービルに旅客機が飛び込んだテロが起きた日。

また、東日本大震災からちょうど半年経過した日でもある。


ニューヨークでも日本でもそれぞれを追悼する供養の式典が行われた。

原因は異なるとはいえ両事件とも多くの犠牲者を出している。

被災者の方々のみでなく、その御家族の方々の悲しみと苦労は想像を絶する事だろう。


中でも福島原発事故の復興を確実に終えるまでには

チェルノブ原発事故の処理が20年以上経過した今も未だに終えていない事を考えると

気が遠くなるような歳月がかかるだろう。


チェルノブリ周辺の森林から取れるキノコからは、現在でも多くの放射線が含まれており

それを食べた住民が今でも体内被曝を受けて問題となっている。


森林の放射線の除線を確実に行う事は非常に困難といわれている。

原発事故は人災に他ならないが、人災がこれほど深刻な結果を引き起こしているのだ。