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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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2011年4月1日、耳垂残存型小耳症の術前。
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手術デザイン。
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皮弁形成および皮下ポケットの作成。
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肋軟骨4本を採取し、作成した永田法の3次元肋軟骨フレーム。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植した。
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そして2011年10月14日の本日の耳立て手術の日を迎えた。
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耳立て手術のデザイン。
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耳を後ろから支えて立てるための永田法の肋軟骨ブロックを作成した。
耳の後ろを被覆して、移植する肋軟骨ブロックを生かし
耳の後ろに血行を増強するため頭から血管膜を起こした。
さらに血管膜の上に移植するための薄い皮膚を側頭部から採取した。

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耳が立っている。
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耳が立っている。
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手術終了時の全体像、側頭部の採皮部は入院中に治って髪の毛が生える。
耳の後ろから髪の毛が生えることは無い。
耳の腫れは入院中にひく。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。