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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

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耳垂残存型小耳症に対して、すでに
中部地方の某大学病院で従来法であるタンザー法の
耳垂の後方への移動手術「スイッチバック」をすでに行われてしまっている。

すなわち新しい永田法に比べ、この症例は余分な手術を行われていた。
未だに従来法である「タンザー法もどき」を行っている施設が多いので注意が必要だ。

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手術デザイン。

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肋軟骨を4本採取して彫刻し組み合わせて
永田法の3次元肋軟骨フレームを作成した。

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皮弁および皮下ポケットを形成する。

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耳たぶを表面の皮弁と裏面の皮弁の2枚に分割し、
耳垂の表面皮弁を反転した所見。

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耳垂の裏面および乳突洞部の皮弁の状態を示す。

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永田法の3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植し
皮弁を移動して縫合被覆した。

耳の中央部分の陥没部すなわち「耳甲介部」を耳垂後面および乳突洞部皮弁で被覆している。

タンザー法では、ソケイ部から皮膚を採取して移植するので
色が異なる皮膚が移植されてしまうことになる。が、
このように永田法では色が同じとなるだけでなく血行も良い耳が再建される。

最初から永田法を行えば耳垂のスイッチバックは同時に行えるので
手術回数も少なくてすむし、再建耳の形態も良い。