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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

毎週毎週、3人の患者さんが入院され、
毎週毎週、3人の小耳症の患者さんの手術があり、
それがひたすら続くものだから、
患者さんたちも今日廻診のときだれが抜糸の日で、
だれが胸のテープをはずしてと、
よくごぞんじである。

抜糸は、特に一大イベントで、
この山を越えればちょっと安心。

でも今日は抜糸だということで、朝から泣き顔で、
「ねえ、今日は廻診あるの?」と、何度も聞きに来る子もいる。

廻診中は体中カチカチで、緊張しまくりで、
中には涙が出たり、
落ち着かないでじっとしていられず、
院長やナースから、
「じっとして、危ないから」とか、
「動くと痛いよ!」とか叱られたりもする。

先週の土曜日も、
抜糸をすることになり、ある男子が緊張しまくっていた。

「こら、動いたら危ないよ」と言っても、
そわそわして落ち着かない。

いらいらした院長が、
「もッとベッドを倒せ。寝かしたほうが動かんだろう」と言うので、
いつもは座った姿勢で抜糸をするのだが、
その日はベッドを倒し、寝かした姿勢で抜糸を続けた。

細い糸で、何十本もの糸を1本づつ抜いていくものだから、
ライトを持つ私の手も震えてくるし、
院長も顔まっかっか。

ん?

なんか・・・聞こえて・・・

いびき?

なんと彼は抜糸中に寝てしまったらしく、いびきをかいている

ふむ。

廻診を待っている間に寝た子は過去に二人ほどいるけれど、
抜糸中に寝た子は、始めてだ。

もしかして、抜糸って全然痛くない?

抜糸が終わってから、寝ぼけまなこの彼は鏡を渡され、
院長から「感想は?」と聞かれ、

「きれいな耳でありがとうございました」と、

あいさつは花丸でした。


本日は午前中、小耳症で入院されていた患者さんが診察後無事退院となった。

その後小耳症で入院中の患者さん達の包帯交換を行った。

月曜日は抜糸の時期にあたる患者さんが多く

包帯交換に時間がかかった。

また、明日小耳症で手術予定の患者さんが入院となった。


午後からは小耳症外来の時間帯となり、

来週と再来週の小耳症手術予定の患者さん達6名の全身麻酔用術前検査を行った。

その後、小耳症で再診の患者さん達のしんさつをおこなった。

さらに小耳症で初診の患者さんが3名来院されたので

手術法の詳しい説明を2時間ほどかけて行った。

明日は、小耳症のため某大学病院で手術を行われたものの不幸な結果となり

耳介の作り直し手術を行う予定となっている。