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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

突然だが、歯が痛い。
大変だ。
歯医者に電話をかけ、明日午前中の予約を取った。

いやだなあ。
だって、痛いかも。だって怖いじゃん。
でもこのままじゃますますひどくなりそうで、頑張って行くしかない。

で、ふと、思う。

入院してきた子供たち、手術は怖くないのか。
なんでまだ小学生なのに、自分から手術室に入っていくのか。
痛くもないのにだ。

今となっては、子供たちにも理由があるんだと思っているが、
やっぱ、これはすごいことだなあと、その勇気に感心しきり。

この手術を乗り越えた君たちは、これからの人生も、きっと乗り越えていけると思うよ。

「ミンナがんばれ!」と、エールを送りながら、
何とか明日の歯医者さんへ行く勇気を、奮い起こそうとしている私。

いやあ、怖いなあ。
君らの勇気、少し分けておくれ。











本日は午前中、入院している小耳症の患者さん達の包帯交換を行った。

月曜日は抜糸の時期にあたる患者さんが多いので包帯交換に時間を要した。

その間に明日小耳症で耳立て手術予定の患者さんが入院となった。


午後からは小耳症外来の時間帯となった。

小耳症で再診の患者さん達数名の診察後、

来週小耳症手術を行う予定の患者さん達3名の全身麻酔用術前検査を行った。

さらに小耳症で初診の患者さん達が3名来院されたので

手術法の詳しい説明を行った。