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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

Nagata Micorita and reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 12/January/2016
Secondary reconstruction for microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月12日
小耳症の再々建手術


P1120043.jpg
This case was already operated for microtia
  at Univercity Hospital but unfavourable result.
Preoperative appearance of reconstructed auricle.

この症例は、すでに某大学病院において
小耳症のため耳介再建手術を受けたものの不幸な結果となり
永田小耳症形成外科クリニックでの再々建を希望して入院となった。

P1120044.jpg
Determine the proper anatomical location
  of the auricle with transparent film template.

耳介の正常な場所と大きさを決定するために
透明フイルムに印刷された本人サイズの設計図を用いる。

P1120045.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

再々建術の手術デザイン。

P1120046.jpg
Excised grafted costal cartilage frame [left].
Newly fabricated 3-dimensional costal cartilage frame [3-D frame].
Note the difference!
Paper template.

移植されていた肋軟骨フレームを摘出した。「左」
新たに作成した永田法の3次元肋軟骨フレーム。「右」
耳の紙型。

P1120047.jpg
Skin flaps formed,
Anterior skin flap of the lobure,
Posterior skin flap of the lobule
and Mastoid skin flap
as a subcutaneous pedile flap,
Upper auriculer skin flap.

P1120048.jpg
3-D frame is grafted
  under the skin flaps
    and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを
 皮弁の下に移植しなおして再々建した耳介。

P1120049.jpg
At the end of the 1st-stage operation
with Bolster fixation sutures.

肋軟骨移植術の最後にボルスター縫合固定を行って手術終了。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。



1月9日 午後2時より、当院外来待合室で、第1回小耳症説明会を開催しました。
初めての試みであり、どうなることかと思いましたが、無事終了することができました。
遠くからおいでいただいた方々、本当にお疲れ様でした。長時間、ありがとうございました。

まず、院長から小耳症について、たくさんの映像を見ていただきながらの説明。
事務のナガタより「手術日までに毎日の生活で気を付けてほしいこと」
師長より「入院生活の様子」等々話をさせていただき、
その後希望者のみ診察。
診察の待ち時間に入院中のお母さんにも参加してもらい、お疲れ様のジュースを飲みながら懇談。
そのほかの質問にもお答えさせていただきました。

とりあえず、終わったぞの感慨もそこそこに、
次の2月6日、第2回小耳症説明会に向けて、今反省をしているところです。
何かお気づきの点、あればナガタまでお知らせください。

院長も、師長も、初めてのことで、やや緊張気味に思われたのですが、
何回か経験すれば、もう少し、余裕をもってお話しできるかもと思います。

とりあえず、この1年を目標に、毎月の小耳症説明会を開催できるよう、やっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。



手術日までに、毎日の生活の中で気を付けたいこと
生活
ここにはたくさんの小耳症の患者さんたちが来られます。
生まれて間もないお子さんが小耳症だと知ったときは、ご両親、ご家族ともさぞやいろいろとご心配されただろうと思います。
ただ、入院してきた子供たちを見ていると、どの子も元気で、のびのびと育っています。お喋りで、うるさいくらいの子もいるし、絵が好きで熱心に絵を描いている子もいる。もちろん内気な子も、泣き虫もいます。
野球やサッカー、ピアノを楽しむこともできる。出来ないこともありますが、できることのほうが、ずっと多い。
10歳になって、胸囲が60センチを超えたら小耳症の手術ができるようになる訳ですが、入院に当たって気を付けてほしいのは、普通に生活をし、よい時は褒め、悪い時は叱ってあげてください。
小耳症だからと言って、甘やかさないようにしてください。

食事の重要性
日本食は、軟骨にとっても最高の食事。
海外で何度も手術を経験したことがあり、また当クリニックでも外国の患者さんを手術している永田院長は、日本の子供たちと外国の子供たちの軟骨をよく知っています。欧米の肉食の子供たちの軟骨は、おおむねスカスカで折れやすいです。欧米で育った日本人も同様です。
日本の子供たちの軟骨は、ち密で、柔らかく、加工がしやすい。
これは主に食事が原因ではないかと考えています。
日本食で、何でもまんべんなく食べる。海藻、豆類、根菜類を食べる。野菜も食べる。肉も魚も食べる。日本のそういう食生活が良いのではないかと思っています。
また胸囲が60センチを超えてから、というのが手術の目安になっていますが、太りすぎはいけません。あくまで骨の太さが必要なので、脂肪の多い皮膚は、胸の傷を大きくするだけです。

予防注射
手術の1か月前までには予防注射をすませておきましょう。
手術が無事終わった。痛みもなくなった。楽しく入院中のみなと遊んでいたら、突然、熱が出て…。
実は水疱瘡でした。これは実際にあったお話。もちろんそうなったら、もう誰とも遊べない。ひたすらベッドに釘づけです。
インフルエンザの予防注射も、入院の1か月前までに済ませておいてください。
予防注射のない病気もあります。うがい、手洗いは、小さい時から習慣にしておきましょう。