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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

1980年代日本での小耳症手術は、タンザー法が主流だった。
私が東京大学形成外科医局に入局した研修医時代は、
福田修教授からタンザー法を教わった。

しかしタンザー法を完全に習得し、忠実に手術を行えるようになっても、
再建した耳は、正常な耳とは言えない悲しいほどの結果しか再建できなかった。
そこで、タンザー法は、まだ不完全な間違った手術でしかないことに気がついた。

そこから、正常な耳介が完全に再建できるためには、
どうしたらよいのか・と・生涯をかけた私の研究生活が始まった。

寝ても覚めても、耳の形態のことばかり考える日々が続いた。
そんな日々を過ごし、
混雑する通勤電車の中で、前にいた人の耳を後ろから観察していた時だった。
耳たぶの後ろにある皮膚を表に有効に利用できるということに気がついた。
小耳症の耳たぶも、2枚に分割すると後ろの皮膚も移動して前の耳甲介を被覆できるのだ。
と気がついたその瞬間が大きな前進だった。

興奮冷めやらぬ私はその後1週間眠れないほどだった。
現在の永田法小耳症手術の発想の主要部分はこの発見により実現したのだった。

通勤電車ありがとう。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  15/January/2016
Ear projection operation [2nd-stage operation] for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月15日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1120056.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for lobule type microtia
and reconstructed auricle .

耳垂残存型小耳症に対して
半年前に肋軟骨移植術を行って再建した耳介。

P1120058.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

P1120059.jpg
Temporoparietal fascia flap
    [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thiockness scalp skin
     [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
     for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
肋軟骨ブロックを作成した。

P1120060.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。

P1120062.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。

P1120061.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。