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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  8/March/2016
1st-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年3月8日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術


P1120240.jpg
Preoperative appearance
   of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

P1120241.jpg
Determine the normal anatomical location
  with transparent film template.

透明フイルムを用いて耳介の正常な場所と大きさを決定する。

P1120242.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1120243.jpg
Fabricated 3-dimensional costal cartilage frame
[3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1120244.jpg
Skin flaps formed.
anterior skin flap of the lobule,
posterior skin flap of the lobule,
mastoid skin flap,
tragus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

皮弁を形成した、
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突洞部皮弁、
  耳珠用皮弁。
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

P1120245.jpg
3-D frame is grafted
   under the skin pocket
and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1120246.jpg
At the end of the 1st-stage operation
   with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。



3月5日(土)
無事、第3回小耳症説明会を終了しました。

曽根師長は私用のため、お休み。代わりにナースのⅠさんが、2Fでの入院生活の説明をしてくれました。
Ⅰさんは、朝から緊張気味で、練習してきますと、Ⅰ号室の女子の前でスピーチをしてきたそうで、本番は結構な出来で、よかったです。Ⅰさんを紹介するときに「影の師長!Ⅰさんです!」と言おうかと思ったけれど、来院のご家族の真面目な顔を見て、やめておきました。ふざけてるって、怒られちゃ困るので。

院長も、3回目なので、だいぶ声も落ち着いてきて、よかったですね。
今回は、代わりに私が、ちょっと、上がり気味でした。

2階から、入院中のお父さん、お母さんも降りてきていただき懇談。ご希望の方の診察も終わって無事、説明会が終了しました。

来月は、麻酔の先生のお話を予定しています。手術の終わった方も、これから手術の方も、ぜひ聞いていただきたい、興味深いお話になると思います。


※手術日が終わってから、毎日の生活の中で気を付けたいこと※

当院では「もう耳を下にして寝てもいいよ。」という状態で退院していただきます。
退院してからも、ずっと耳に当てものをして寝ないといけないという施設もあるようですが、当院では、それはありません。
しかし、いくつか気を付けてほしいことは、あります。

大事なものは、いつもきれいに洗いましょう。
作った耳も、生きています。お風呂に入ったら、必ず耳を丁寧に洗ってください。永田法で作った耳は血行が良いので、退院してからも腫れがどんどん引いていきます。彫の深い耳ができますが、その深いところが洗いにくいので、垢がたまります。ほっておくとかぶれてきます。頭の中の皮を取ったところも忘れずに洗いましょう。保護者の方は、時々チェックをお願いします。
きちんと洗ってさえいれば、問題はおこりません。

傷のところからワイヤーや糸が出てくることがあります。すぐに抜けば、何の問題も起こりません。ほっておくとその糸を伝わって細菌が入ることがあります。きれいに洗って、家にある消毒薬で消毒をして、早めに診察においでください。

退院したら、すぐ学校や仕事へいってもかまいせん。
運動は、縄跳びや、水泳などすぐ始められます。ドッジボールなどの胸がぶつかる運動は、もう1か月待ってから行ってください。柔道や、レスリングなど、耳を強くぶつける可能性があるスポーツは、控えてください。学校で、必須になっている場合は、ご希望の場合、診断書(有料)をお書きします。

耳を圧迫することは、控えてください。水泳用の帽子やヘルメットなど、少し緩めのものをご使用ください。メガネやマスクもかけられますが、耳を強く圧迫していないか、時々チェックをしてください。

耳を作るとき、永田式ワイヤーを80本以上使います。材料はステンレスです。MRIの検査は、控えていただくようお願いします。
CT検査は受けられます。

けがをしたり、心配なことがあるときは、いつでもご連絡ください。
  TEL 048-449-3030  メール info@nagata-microtia.jp