Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 8/September/2016
Already costal cartilage frame grafted for microtia
at another hospital but skin necrose occurred and grafted cartilage revealed
永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年9月8日
「すでに他の施設で肋軟骨移植術を受けたものの
皮弁壊死した小耳症症例に対する再々建準備手術」

This patient was already operated
1st-stage operation for microtia
at another Univercity Hospital
but skin necrose occurred
and grafted costal cartilage revealed.
この症例は、 小耳症に対してすでに、他の施設 「大学病院形成外科」で
1か月前に小耳症に対して肋軟骨移植術を受けたものの
皮膚壊死となり、移植された肋軟骨が露出し、悲惨な状態となっている。
このような状態となると、このままでは、移植肋軟骨が吸収されて
萎縮変形が必発するだけでなく、肋軟骨を固定したワイヤーについた感染が
治癒することが無いので、移植した肋軟骨フレームを全部摘出するしかない。
いったん傷を治して半年以上経過した後で、再度肋軟骨移植術をやり直す必要がある。

Excised grafted costal cartilage frame.
摘出した肋軟骨フレーム。
全体の形態が間違っているが
最も問題なのは移植されたフレームの
幅が広すぎるので、皮膚の表面積が不足し、
結果として皮膚壊死につながっている。

After costal cartilage frame removed
necrosed skin excised [debridement].
移植されていた肋軟骨フレームを摘出した後、
壊死となっていた皮弁部分を切除した。

All skin flaps sutured
and closed raw surface portion.
全ての皮弁を縫合して創を閉鎖した。
半年後に再々建手術を行う予定。
その1
このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。
その2
このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
耳介形成術による合併症
感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 8/September/2016
Already costal cartilage frame grafted for microtia
at another hospital but skin necrose occurred and grafted cartilage revealed
永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年9月8日
「すでに他の施設で肋軟骨移植術を受けたものの
皮弁壊死した小耳症症例に対する再々建準備手術」

This patient was already operated
1st-stage operation for microtia
at another Univercity Hospital
but skin necrose occurred
and grafted costal cartilage revealed.
この症例は、 小耳症に対してすでに、他の施設 「大学病院形成外科」で
1か月前に小耳症に対して肋軟骨移植術を受けたものの
皮膚壊死となり、移植された肋軟骨が露出し、悲惨な状態となっている。
このような状態となると、このままでは、移植肋軟骨が吸収されて
萎縮変形が必発するだけでなく、肋軟骨を固定したワイヤーについた感染が
治癒することが無いので、移植した肋軟骨フレームを全部摘出するしかない。
いったん傷を治して半年以上経過した後で、再度肋軟骨移植術をやり直す必要がある。

Excised grafted costal cartilage frame.
摘出した肋軟骨フレーム。
全体の形態が間違っているが
最も問題なのは移植されたフレームの
幅が広すぎるので、皮膚の表面積が不足し、
結果として皮膚壊死につながっている。

After costal cartilage frame removed
necrosed skin excised [debridement].
移植されていた肋軟骨フレームを摘出した後、
壊死となっていた皮弁部分を切除した。

All skin flaps sutured
and closed raw surface portion.
全ての皮弁を縫合して創を閉鎖した。
半年後に再々建手術を行う予定。
その1
このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。
その2
このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
耳介形成術による合併症
感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 8/September/2016
1st-stage operation for lobule type microtia
永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年9月8日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術

Preoperative appearance
of lobule type microtia.
耳垂残存型小耳症の術前。

Determine the proper anatomical location
with transparent film template.
透明フイルムに印刷した本人サイズの設計図を用いて
耳介の正常な場所と大きさを決定する。

The outline for the 1st-stage operation.
肋軟骨移植術の手術デザイン。

Fabricated 3 dimensional costal cartilage frame
[3-D frame] and paper template.
作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

Skin flaps formed,
anterior skin flap of lobule,
posterior skin flap of lobule,
mastoid skin flap,
tragus skin flap.
All remnant Ear cartilage removed.
Skin pocket created.
皮弁形成を行った。
耳垂前面皮弁、
耳垂後面皮弁、
乳突洞部皮弁、
耳珠用皮弁。
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

3-D frame is grafted
under the skin pocket
and reconstructed auricle.
3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

At the end of the 1st-stage operation
with Bolster fixation sutures.
ボルスター縫合固定を行って手術終了。
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 8/September/2016
1st-stage operation for lobule type microtia
永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年9月8日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術

Preoperative appearance
of lobule type microtia.
耳垂残存型小耳症の術前。

Determine the proper anatomical location
with transparent film template.
透明フイルムに印刷した本人サイズの設計図を用いて
耳介の正常な場所と大きさを決定する。

The outline for the 1st-stage operation.
肋軟骨移植術の手術デザイン。

Fabricated 3 dimensional costal cartilage frame
[3-D frame] and paper template.
作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

Skin flaps formed,
anterior skin flap of lobule,
posterior skin flap of lobule,
mastoid skin flap,
tragus skin flap.
All remnant Ear cartilage removed.
Skin pocket created.
皮弁形成を行った。
耳垂前面皮弁、
耳垂後面皮弁、
乳突洞部皮弁、
耳珠用皮弁。
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

3-D frame is grafted
under the skin pocket
and reconstructed auricle.
3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

At the end of the 1st-stage operation
with Bolster fixation sutures.
ボルスター縫合固定を行って手術終了。