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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 6/January/2017
2nd-stage operation for concha type microtia after secondary reconstruction

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2017年1月6日
再々建を行った「作り直しを行った」耳甲介型小耳症の耳立て手術


P1130242.jpg
6 months after the secondary reconstruction
   for concha type microtia
      and reconstructed auricle .
Many ungry scar remained in the temporal region.

韓国でメッドポアを用いた小耳症手術を受けたものの
不幸な結果となった耳甲介型小耳症に対して
半年前に再々建術「作り直し手術」を行って
再建し直した耳介。
まだ側頭部に以前の手術でつけられた瘢痕が多く残されている。

P1130244.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

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Deep temporal fascia
    [DTF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
  [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
   for ear projection is fabricated.

DTFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1130246.jpg
Total suture line.
Many scar revision done
   in the temporal region.

縫合線の全体像。
側頭部の大部分の瘢痕を切除した。

P1130249.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再々建した耳介が立っている。

P1130247.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再々建した耳介が立っている。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。