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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata M.D., Ph.D.  16/October/2020
Fistula removal/excision complicated with microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2020年10月16日
小耳症に伴う耳瘻孔の摘出手術


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Preoperative appearance of microtia
  complicated with fistula and accessory ear.

小耳症に伴う耳瘻孔および副耳。

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Fistura entrance indicated.

耳瘻孔の入口部を示す。

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Fistula depth indicated.

カテーテルを挿入し、耳瘻孔の深さを示す。

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Incision outline.

切開線のデザイン。

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In the middle of removing process of fistula.

瘻孔を摘出する途中の状態。

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Fistula removed/excised. [Total length 5cm]

切除した瘻孔の長さは 5cm に達した。

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Accessory ear excised
  and remnant ear cartilage removed.

副耳および遺残耳介軟骨を切除摘出した。

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Total suture line.

縫合線の全体像。


このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染 移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎 縫合不全 ハゲ 床ずれ その他

上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。