fc2ブログ

小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

2nd-stage operation for lobule type microtia 24/May/2022
耳垂残存型小耳症(右耳)の耳立て手術 2022年5月24日


Microtia surgery with Nagata method was resumed yesterday.
For the time being, microtia surgeries are conducted once every 2 weeks in accordance with the request of the hospital/facility.
Surgery results are to be posted on this blog in the same manner as Dr. Nagata.

昨日から永田法による小耳症手術を再開しました。

病院側の希望により当面は2週間に1回の手術になりますが、

永田先生と同じような形式でブログを掲載していきます。

Surgeon: Seiichi Maruyama (plastic surgeon, Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic)
Assistant: Yasuyo Nakashima (plastic surgeon, Narita Tomisato Tokushukai Hospital)


執刀医/丸山成一 (ヒルズ美容クリニック)  

助手/中島康代 (成田富里徳洲会病院)

施  設/成田富里徳洲会病院


2022年5月24日

耳垂残存型小耳症(右耳)の耳立て手術



20210914永田OP_1回目術前.
Preoperative appearance
  of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

Condition before Dr. Nagata performed the surgery.

永田先生が手術を行う前の耳の状態です。

右耳小耳症デザイン

8 months after the 1st-stage operation
 for lobule type microtia
 and reconstructed auricle.

耳垂残存型小耳症(右耳)に対し、永田先生が8カ月前に肋軟骨移植術を行って再建した耳介です。

耳垂の先端(皮弁の先端)に肥厚性瘢痕を認めます。

右耳小耳症デザイン

The outline for the 2nd-stage operation.

耳介挙上術(耳立て手術)のデザインです。

右耳小耳症_術中1

The temporoparietal fascia flap
  [TPF] is elevated.
Costal cartilage block
  for ear projection is fabricated.

浅側頭筋膜(TPF)を挙上しています。

血行動態はとても良かったです。

耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成しています。

右耳小耳症_術中3


右耳小耳症_術中4

右耳小耳症_術中5

The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介はしっかり立っています。

Ultra-delicate split thickness scalp skin [UDSTS] is harvested at the end of surgery for this case, and the remaining part of skin graft is placed back in the donor site to promote epithelialization.

今回は一番最後に頭皮を採皮し、一部余った植皮片を戻しています。

これは早く上皮化させるためです。


手術は10時にスタートし16時30分には無事終了しました。

中島先生と一緒に手術をしたのは久しぶりでしたが、心強かったです。

麻酔は小児麻酔のプロである麻酔科医師がかけてくれましたし、

大きな病院ですので術後はICUで管理してくれました。

とても安心です。

変更点は色々とありましたが、

挙上用の肋軟骨ブロックは接地面を大きくし固定はナイロン糸で行っています。

採皮は一番最後に行いました。

術直後は腫れていますが問題ありません。

丸山成一


Cases presented here are to help you understand microtia surgeries. The results vary by case.
※ここに供覧した症例は、小耳症の手術をご理解いただくためのものです。症例により結果は異なります。
  
Complications after microtia surgery:

Pneumothorax (1 out of 2000 cases), alopecia, partial necrosis of skin flap, partial exposure of costal cartilage grafted, skin graft failure due to congenital poor blood circulation of superficial temporal artery and vein, etc.

In the event such complications arise, an additional surgery may be performed to address them.

◆今回の手術の術後合併症

■重篤な合併症
顔面神経や血管の走行に異常を認めることが多く、手術によって顔面神経麻痺や皮膚壊死を起こすことがあります。
また軟骨の採取部位では気胸・血胸・心タンポナーデの可能性があります。

■その他の合併症
①植皮の生着不良・壊死
②感染、移植軟骨の露出
③糸やワイヤーの露出
④傷跡が目立つ
⑤薄毛・脱毛
⑥長時間同じ体位による環軸椎亜脱臼{第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)}
⑦長時間同じ体位による褥瘡
⑧その他、予測不可能な合併症
以上のような合併症が起こった場合は、再手術や処置を行う場合もありますが、不可逆的な状態もありえますのでご了承ください。

Hills Aesthetic and Cosmetic Clinic and its affiliated companies hold the copyright for the text, photos/images and illustrations, etc. on this blog.
Any reproduction, quotation or use of the contents of this website without permission is prohibited.

※ブログの文章、写真画像、イラスト等の著作権はヒルズ美容クリニック及び関連会社が保有します。
許可なく無断複製・引用・使用を禁じます。




『永田法術式やそれ以外の手術法との違いを解説』
『永田法による小耳症手術』のホームページにアップしました。


永田HP1


永田HP2



永田法の術式とそれ以外の手術法との違いを分かりやすく解説しています。
また、『永田法をさらに進化・普及させるための今後の試み』も掲載していますので、ぜひご覧ください。

★ページはこちら★
↓↓↓↓↓↓↓↓
『永田法術式やそれ以外の手術法との違いを解説』


ヒルズ美容クリニック


※ブログの文章、写真画像、イラスト等の著作権はヒルズ美容クリニック及び関連会社が保有します。
許可なく無断複製・引用・使用を禁じます。




『永田法による小耳症手術説明会』を下記日程で行います。

第1回 2022年6月4日(土)  13:00~14:00
第2回 2022年7月2日(土)  13:00~14:00
第3回 2022年8月6日(土)  13:00~14:00


各回の定員 3家族(付き添い人数は原則2名まで)
※付き添い人数がやむを得ず2名以上になる場合は応相談。
※コロナ感染状況により参加人数を急遽調整させていただく場合があります。
※応募時に定員に達している場合は次回のご案内となる可能性がありますのでご了承ください。


参加ご希望の方、お問い合わせ等、詳細は下記よりご覧ください。
↓↓↓↓↓
『永田法による小耳症手術説明会』

ヒルズ美容クリニック