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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

科学者は、自分の開発した事を、論文にし、


世界中に認知されている科学ジャーナルに論文を投稿して


世界の判断を仰ぐ。


必ずしも一流ジャーナルに掲載される事になったからといっても、


後世まで引き継がれるものとなるのか、ならないのかは、時間と共に判明してゆく事になる。


 


形成外科医にとっては、自分の書いた手術法が


世界に広く行われるようになって価値が高まってくる。


 


私の書いた小耳症の論文が15年経っている今日、


エジンバラで行われた国際耳再建学会では


ほぼ世界中で使われるようになった事が明確になった。


 


しかも、私の教えた門下生同士の学問のバトルとなった。


ブレント法はほぼ消滅した事が明らかとなった。


ブレント自身もそれを認識しており、


あと2年で引退するとの事だ。


 


彼が私にくれた贈り物が


耳の模型の耳たぶに穴を開け、丸いリングが差し込まれたキーホルダーだった。


その名前がしゃれていた。


Ear Ring 」


すなわち、「耳の輪


もっと深く捕らえると


耳再建の研究に、一生を費やしている世界中の形成外科医の


集まりの仲間としての輪


耳再建は、形成外科の中で、最も困難とされる分野である。


だからこそその困難な分野に携わり、各国同じ苦労を共にしている。


 


それぞれが、苦労を持ち寄りとなり、学問の進歩を実現し


小耳症患者さんたちに、新たな技術を提供できる。


 


これが、耳の輪、EAR RING なのだ。

本日初診でお伺いしました5歳になる息子の母です。
いつもブログを拝見させて頂いておりました。
1度こちらにもコメントさせて頂いたのですが
今日お伺いして、先生にとても詳しくご説明頂き
小耳症の手術でもこれほどの差があるのかと感じました。
今まで通院していた形成では、たった15分ほどの
簡単な説明だけで、手術の詳しい方法すら分からず
数年後に行う手術に正直不安がいっぱいでした。
ずっとお伺いしようと思いながらも今日になり
先生のご説明で、子供の大切なお耳を作って頂こうと
迷い無く決意する事が出来ました。
お忙しくお疲れでしょうに、これだけ丁寧に
親である私達が安心するご説明を繰り返し行っている事に
小耳症の親の1人として、感謝感謝です。

2007.10.17 22:55 URL | 凛 #- [ 編集 ]

Re涼様へ
今日はわざわざ遠隔地から来られて長時間の説明を聞いて、さぞ疲労困憊のことと思います。私も、、イギリスでの学会から帰国後間もないので時差ぼけもあいまって疲労困憊ですが、どうしても百聞は一見にしかずで、今日お見せして説明した資料は、アメリカ形成外科学会での医師を教育するためのインストラクショナルコースで使うものを全てお見せして日本語でやさしい言葉で説明いたしたところです。15分で写真もなしに説明を受けても全く理解できない内容です。ですから説明に最低でも1時間半はかかってしまいますが、良くご理解頂いたと思います。
なかには、他の病院ですでに説明を受けたからと、その意味を理解できない方もいらっしゃいます。そういう場合は私としてもどうすることも出来ませんが、何時でも来られれば説明はいたしております。
小耳症手術が、手術者とその方法で、あきれるほど全く出来上がった結果のレベルが異なるのだと言うことが身にしみてお分かりいただければ、
今日は長時間かけて説明した甲斐があったと思います。
子供さんには10歳を超えてくれれば正常な耳ができると言う事をお伝えください。
ずっと永遠に小耳症のままではなく正常な耳が出来る事を子供さんが理解さえすれば本人は安心するはずですから。

2007.10.17 23:24 URL | サルトル #- [ 編集 ]













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