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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

入院中の小耳症患者さんの


包帯交換を行うと結構時間が、かかる。


 


細かな糸で一人につき、


100針以上も、かけているので


一人の抜糸だけでも相当大変だ。


 


髪の毛と同じような細かな糸なので、抜糸の時期を誤らなければ、


糸の跡は残らないですむ。


 


その代わり、抜糸は大変となる。


耳立て手術を行った後は特に、


場所柄大変なのだ。


患者さんの頸を動かすにも限界があるので


それを補うように、患者さんの耳の後ろを完全に見て、細かな糸を抜糸するために


自分の頸を不自然に曲げなければ、ならない。


しかも耳を保護するために、耳の周囲には、厚さ2センチの


レストンスポンジを当てているために、


耳の後ろが見えるためには、ごく限られた角度しかないのだ。


細かな糸を抜糸する時は、そこに光が当たっていないと


見えない。


見えないと抜糸は不可能だ。


だから抜糸をする場所を、ライトアップしてもらうことになる。


しかし、抜糸をする術者の頭が邪魔になり、


限られた角度から、光を当てる事が、これまた困難なのだ。


だから、一人の抜糸に30分も必要とする事すらある。


そして消毒と、軟膏塗りと、ガーゼを当てたら、


これを、きちんと立体的にテーピングしなければならない。


うまくテープを張らなければ、すぐにガーゼが、ずれてれてしまう。


首の部分との接合部に余裕が無ければ、


くびを動かす時、突っ張ってしまい、


テープの跡が、水ぶくれ、となることもある。


するとそこには、


次の包帯交換の時にテープが貼れなくなってしまう。


髪の毛の上にはテープが貼れないし、貼っても、固定力は得られない。


耳を保護するためにスポンジがあたっているために、


限られた耳の前のスペースしかテープが貼れない特殊な場所である。


 


さらに、ガーゼが落ちないようにネットを頭からかぶせて


顔や建側の耳を出すために、部分的にネットを切る。


 


このネット切りの穴を、わずかでも大きくすると、


すぐネットが緩んでずれて取れてしまうことになる。


これも、なかなか技術を要する。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 













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