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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

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以前、日本の大学の耳鼻科で、聞こえのための手術を受けたものの、


とんでもない巨大な陥没変形を残しただけで、聞こえるようにはならなかった両側小耳症。


日本の耳鼻科の手術後では、このような悲惨な不幸な結果ばかりが、ほとんどだ。


このような症例の耳再建術は困難を究める。


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耳があるべき場所を描くと、陥没部がいかに大きいか、がわかる。


正常な耳の穴の大きさと、あまりにもかけ離れた巨大なものとなっている。


傷も汚い状態となっている。結局聞こえるようにはならなかった症例。


なおかつ、耳たぶが,あまりにも下に存在する。


このような心無い手術は、するべきではない。


意味が無いばかりか、患者さんが、かわいそうだ。


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術前の複雑なデザインが完成したところ。


浅側頭動脈も破壊されていた。


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3次元肋軟骨フレームを作成したところ。


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切開した所見。


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浅側頭動脈が切られているので、後頭動脈が含まれるように


広茎の血管膜を起こした。


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巨大陥没部周囲からの3枚の皮弁を起こし、反転して、土台を作成すると同時に


外耳道を作成した。


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土台の上に、3次元肋軟骨フレームを置いた。


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3次元肋軟骨フレームを生かすために、頭から起こしてきた血管膜で、カバーしたところ。


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頭から、かすり傷ほどの薄い皮膚を採取したところ。


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頭から採皮した皮膚を、血管膜の上に移植したところ。


この皮膚は毛根を含まないほど薄いので、耳から髪の毛が生えなくてすむし


色も耳と同じとなる。


作成した耳珠の後ろに,外耳道が、開口して再建された。


耳たぶも正常な場所に形成されている。


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ガーゼをロール状に巻いたものを縫合して軽い圧迫をしたところ。


採否部のかすり傷には、べスキチンのシートを貼っている。


これを貼ると出血も止まり、痛みも取れる。


傷が治り、髪の毛が生えると、べスキチンは、脱落する。


すなわち頭からの採皮膚部は、傷が治り髪の毛が生えて隠れる。



その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。















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