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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

思い出の歌謡曲をテレビで時代とともに放送していた。

見ているうちに突然、青春時代がよみがえってきた。


受験地獄と言われた私の青春時代。

医学部に合格し、故郷、長崎をはじめて出て行く時、

私は決死の思いだった。


離れがたき故郷を後にするのはとてもつらい事だった。

でも、ここを出ないと自分の未来はない、との思いが、交錯した。


後ろ髪を引かれながらも、長崎を出なければならなかった。

長崎駅まで見送りに来てくれた父。


汽車が長崎駅を出て、10分も、たったころだったろうか、

汽車の窓から過ぎ去って行く故郷の街を見ていた。


ふと見ると、遮断機の向こうで

手を振っている父の姿が飛び込んできた。

思わず私は答えて手を振っていた。

どんどん遠ざかっていく父の姿が見えなくなるまで。


思わず涙があふれて父の姿がかすんだ。

ありがとう。と言う思いでいっぱいだった。

そして私は、長崎を離れたのだった。

そんな父も、もういない。












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