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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

クリニックでは私はとりあえず事務長と呼ばれています。
もちろん、ただのニックネームです。
事務も経理も素人なので、月に一度、税理士さんが来てくれます。言われるままに、しています。
税理士さんは、お子さんもいる、れっきとした大人です。
私のパソコンを使うので何時も私のデスクで作業をしてもらいます。

先日も来てくれたのですが、彼が私のデスクに座って、
「事務長さん、怖いです。あれ、どうしたんですか?」と言いました。
「ああ、これ。院長ですよ。」

実は先週の月曜日、クリニックへ来ると、外来のテレビの横にピエロのお面が!!
(ひぇっ。恐ろしい)
慌てた私はお面をはずし、院長のところへもって行き、
「頼むからこれは勘弁してください。」
と言いました。

院長は
「なんでだ?」と言うけれど、
真っ白な顔で目が青いんですよ。
曲がった角が、3本生えてるんですよ。
そいつがじっと見てるんですよ。
子供が見たら泣きますよ。
で、外来はやめてもらって、医局の中に吊るしてあるわけです。

でもその日一日院長は
「納得できん!」と言う顔でした。
「ようできとっとに・・・」と。

「ね、怖いでしょう」と税理士さんに言うと、
「看護師さんもさっき見て、驚いていました」と・・・
ほらね。

実は院長、お人形がダイスキです。
デパートでデズニーのワンちゃんやおしゃれキャットや白雪姫を買おうとすると、
店員さんから
「リボンをかけますか?」と聞かれるので、
「いりません!」と答えるけど
「リボンは」と重ねて聞かれるので、
「いりません!!!」とまた答えるけど、
誰も中年おじさんが、白雪姫やおしゃれキャットを買うとは思わないわよね。

で、何時何処から調達して来るのかはしらないけど、
時々院長の周りには
プレスリーのフィギアとか、
ギターの形のライターとか、が出現し、
時々ぎょっとするのです。












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