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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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耳垂残存型小耳症および副耳。昨年秋の手術術前の状態。
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術前のデザインを示す。
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皮弁形成および皮下ポケット作成を行っている。
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右前胸部より肋軟骨4本を採取し、それらを彫刻等で削り、
ワイヤーで3段重ねにして作成した3次元肋軟骨フレーム。
ワイヤー固定は60箇所にも及ぶ。
が、表には、ワイヤーが出ないように埋め込んで固定している。
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3次元肋軟骨フレームを皮下に移植したところ。
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陥凹部に、ガーゼをつめて糸で縫合固定したところ。
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そして5月29日・本日の耳立て手術術前の状態。
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耳立て手術のデザインを示す。
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耳を後ろから支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
それを生かし、耳の後ろからカバーして血行を増強するための血管膜を
頭から起こしたところ。
その耳の後ろへ最終的に皮膚を移植するために同じ色になるように
頭から薄い皮膚を採取した。
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耳を頭から見たところ。本当に耳が立っていることがわかる。
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耳を前から見たところ。
耳が立っている。
血行が良いので、耳の腫れは入院中に引いてゆく。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。















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