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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

院長は相変わらずクリニックでお泊りですが、私は毎日電車とバスを乗り継いで、通勤しています。
みんな大変ですねと言うけれど、これが結構な息抜きで、とくにダイスキな文庫本が手に入ったときは早く電車に乗りたくてたまらない。
さっさと席を確保して、続きを読みたかったのだけれど、あいにく昨日は座りそこなってしまいました。
でも席が空くのをまっていられず、つり革につかまりながら読みふけっていたのです。
と、誰かが私の右肩をたたくので、ふと見ると知らないおじさんが・・・

「?」
すると二つほど離れたところに空席があり、それを指差しているのです。
おじさん、グレイヘアで私と年齢はそんなに変わらない。
「生まれついてのフェミニスト?」
「あれ、知ってる人だっけ?」
と怪訝な気持ちでありましたが、
とりあえず
「ありがとうございます。」と座らせてもらいました。

駅に着き、トイレに入って鏡を見たら、なぞが解けました。
良く言えばモジリアニか、はたまたムンクの叫びか・・。
疲れた顔のおばちゃんが、そこにいたんですね。
私、いたわってもらったみたいです。
よほど、老けて見られたのかと、ショックでした。

最近じぶんの加齢を感じることがあります。
たとえば自転車に乗って、混雑した車を縫って走っているとき、
車の中から
「ぎっ!」と睨まれたりすると、
心の中で「ごめんなさいっ」と謝っているんだけど、結構悲しいものがありますよ。
それからいままで着ていたものが、気後れして着られなくなったとき。
詰まんないことでかっと頭に来て、ぷんぷんしてる時。

うーん、冷静に考えると、どれも若いときからなんですけどね。
これからはあまり鏡は見ないでおこうかなと、ため息交じりで考えているところです。













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