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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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昨年11月30日、術前。
犬に頭皮と共に耳も噛みちぎられた後、
頭に皮膚移植を受けた状態で当院で耳の再建手術となった。
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3次元肋軟骨フレームを作成した。
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皮弁形成およびDeep fascia flap を、頭から起こしたところ。
すなわち、いつも使っている1枚目の血管膜は
犬にかまれたときに、なくなっていたので、
2枚目の血管膜を起こした。
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3次元肋軟骨フレームを移植したところ。
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そして、本日の術前。
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耳立て手術のデザイン。頭の血管膜は、もはや存在しないので、
首から、筋弁を起こす。
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首から広頚筋を起こした所。
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耳の後ろに支えとする肋軟骨ブロックを作成した。
頚から起こした広頚筋を示す。
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耳の後ろに、頭との間に、肋軟骨ブロックで支えて耳を立て
その後ろから、広頚筋でカバーして耳を立て、その後ろに皮膚を移植した。
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頭の皮膚欠損部も皮膚移植を行った。
耳を上から見て、立っていることがわかる。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。















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