
昨年11月30日、術前。
犬に頭皮と共に耳も噛みちぎられた後、
頭に皮膚移植を受けた状態で当院で耳の再建手術となった。

3次元肋軟骨フレームを作成した。

皮弁形成およびDeep fascia flap を、頭から起こしたところ。
すなわち、いつも使っている1枚目の血管膜は
犬にかまれたときに、なくなっていたので、
2枚目の血管膜を起こした。

3次元肋軟骨フレームを移植したところ。

そして、本日の術前。

耳立て手術のデザイン。頭の血管膜は、もはや存在しないので、
首から、筋弁を起こす。

首から広頚筋を起こした所。

耳の後ろに支えとする肋軟骨ブロックを作成した。
頚から起こした広頚筋を示す。

耳の後ろに、頭との間に、肋軟骨ブロックで支えて耳を立て
その後ろから、広頚筋でカバーして耳を立て、その後ろに皮膚を移植した。

頭の皮膚欠損部も皮膚移植を行った。
耳を上から見て、立っていることがわかる。
その1
このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。
その2
このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
耳介形成術による合併症
感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。
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