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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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両側耳垂残存型小耳症のため、補聴器をつけないと会話が出来なかった。
当院で小耳症手術の1回目が終わった後で
アメリカバージニア大学耳鼻科のジャスドーファ教授を紹介し聞こえの手術を受け
補聴器無しでも日常会話が出来るようになっている。
本日は耳立て手術。
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耳立て手術の術前デザイン。
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耳を後ろから支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
頭から血管膜を起こしたところ。
また、頭から薄い皮膚を採取した。
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耳のすぐ近くまで血管膜を起こしたところ。
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デモンストレーションで示す。
耳と頭の間に肋軟骨ブロックをこのようにおいて耳を立てる。
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肋軟骨ブロックを生かすためには、その後ろを、このように生きた血管膜でカバーする。
その上の頭から採取した薄い皮膚を移植する。
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手術終了時。耳が立っている。
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耳が立っている状態。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。
















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