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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

防衛医科大学病院において、

不採算部門である「産婦人科、小児科、救急部を縮小する」

ということが議論されていると言うニュース報道があった。


すなわち、この3科は、赤字なので、大学としてはこれらの部門をやめたいと言うのだ。

小泉改革により、国立大学病院は、独立採算制になるからだ。


独立採算制ということは、経済的に自立しろと言うことだから

赤字部門は、なくさなければならなくなる。


東京大学病院を含む都内有名7病院で

救急車たらいまわしの挙句

脳出血を伴う妊婦が死亡した問題で

都立墨東病院をはじめとした

東京都心部での救急医療が崩壊していると

騒がれている中でいみじくも、

関東の、大学病院のひとつである防衛医科大学で

産婦人科、小児科、救急部を縮小と言う話だ。


赤字になるほど、

国の医療保険は

安すぎるので

病院としては、経済的に独立しろといわれると

閉鎖せざるを得なくなっている。

実際に全国の病院7割が赤字経営となっている。



防衛医科大学病院では、年間600件のお産を扱っており、

その半数は、異常分娩だった。

通常の出産ではない危険性のある異常分娩を取り扱う病院が

産科を閉鎖すれば、その影響は

東京に近い埼玉県にとっても大問題となる。

行き場がなくなった妊婦が

更に救急病院を求めて、

関東中を、さまようことになる。


常に満床状態で、まともな医療を行って、

職員がまともに、いそがしく働いていても、

赤字にしかならないような保険点数に国が決めているのだから、

病院としては、やりたくても、継続が出来なくなっている。

消える病院が今後も続出する。


救急医療は、そもそも、

空きベットがあって、始めて患者さんを受け入れることが出来る。

空きベットがなければ、受け入れ出来ないのだ。

空きベットなどがあると、病院はつぶれてしまうほど安い医療費だから、

常に、満床状態となっている。

満床でも赤字の医療費だから、

経済的に独立しろと言われると、

赤字部門閉鎖となる。

大学病院ですらこの有様となっている。

大学病院で、これらが無くなっていくと、

産科、小児科、救急を学ぶ医師も減ってしまう。

残された現場の医師は家族を養えない安い給料で、過酷な激務となる。


結果として、過労死する医師が増加している。

激務と責任の重さに耐えかねて自殺する医師も増加している。


医療費が安いために、

病院は医師にまともな給料が払えないばかりか

医師を十分に雇えないので、ますます医師が過酷に忙しくなる。

看護士には、時間外手当を、きっちり払っていても

医師の時間外手当はほとんど支払われることはない。

ついに、過労死を、したくない医師は、

誰に話しても聞き入れてはもらえないことを悟り

ただ黙って、立ち去るのみとなる。

医師が消えた病院は、倒産する。


すなわち、国の度重なる医療費削減で

消える病院が増え、

命を落とす医師が増えて、

病院を求める救急患者の難民が増え続けて、ついに死者が出ているのだ。


ますます、このような、医療崩壊を加速することになる悪循環が見えてくる。


医師の配置システムを、政治的にポーズだけ、人員配置だけいじっても、

医療費の思い切った増額をしない限り、

救急医療は決して改善しない根の深い根拠はここにある。


国の政策が間違っているし、矛盾に満ちている。

国はタヌキだ。


医療費削減をあくまで行おうとする国に住んでいる国民は、

あまりにも悲しい。


医療費削減といっても、

患者側から見ると、もともとは、1割だった負担金が2割そして今は3割と

医療費の負担割合を増やされているので、患者の自己負担は大きくされている。

この国の医療費削減で、病院の収支は赤字となりつぶれることになる。

医療崩壊が起きている。

安心して子供を産めない国で、小子化問題が解決するわけがない。


みんなが不幸になる制度にしてしまったのが、自民党、小泉改革だ。


さらに、無保険の子供が日本に3万人以上もいる。

これらの子供達は、病院にかかると、

全額医療費を払わなければならないので、

簡単に病院にかかれなくなっている。


将来のある子供の医療すら守れない血も涙もない国なのだ。


もちろん、老人医療も後期高齢者医療制度なる改悪制度となり、

ご存知のとおり、まともでは、なくなった。

















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