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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

平成17年3月19日から3月23日

インドのムンバイで、第9回アジア太平洋形成外科学会IPRAS APSがあった。

3月23日、私は「小耳症の2ステージ手術」についての招待講演を行った。

会場は、タージマハールホテルだった。

私はそのホテルに宿泊していた。

その名前が、示すように

まるで宮殿のような海辺の立派なホテルだった。


そして今年、このホテルを含めムンバイのいくつかのホテルで

同時テロ事件がおき、

多数の死者を出している。


ムンバイの他のホテルでも日本人が一人犠牲となり

本日成田空港へ無言の帰国をしている。


タージマハールホテルに立てこもったテロリスト達は

今日になってようやく、最後に鎮圧された。


ニュースによれば、

ホテルの外には割れた硝子のおびただしい破片が

散らばっていた。

大広間のロビーも破壊されていた。

事件の真っ只中の時には、上層階で火事も起きていた。


私の記憶に残るあの美しいホテルが、相当破壊されてしまっている。

残念なことだ。


それにしても、経済発展の著しいインドでは

貧富の差が大きくなっている。

貧しいイスラム教徒にとって、

比較的豊かなヒンズー教徒への不満が蓄積されている。


あのホテルに泊まった経験のある私にとっては、

ぞっとするテロ事件だ。


ホテルの中にあった日本料理店には、学会の間中、毎回食事に行ったものだ。

そこの店長ともいろいろと、日本の話をした記憶がよみがえってくる。

ニュースによると、無事だったようで何よりだ。


コメントいただきありがとうございます。
触れられた国に限らず、フィリッピン、イラン、モンゴル、カンボジア、アフガニスタン、イラク、トルコ、クウェート、ヨルダン、イスラエル、インドネシアに至るまで、まだまだアジアの国々は、どこも不安定です。貧富の差がつけばつくほどこのようなテロがどこでも多発します。
特に世界経済が恐慌と言えるような現在こそ、下手をすれば、第3次世界大戦までおきかねません。日本でも勝ち組と負け組みがはっきりしてしまうと、どんなテロが起きるか、わからからなくなります。
平和を守る第1の条件は、やはり、経済力が第1でしょう。
日本は、もっと早く政治的に経済改善のための政策を急がなければならない時です。
が、麻生政権は動きが鈍過ぎます。
日本の経済を最も牽引してきたトヨタですら、輸出ダウンで利益が大きく減少し
大量のリストラを行っている最中です。
これら大企業から得られていた莫大な税収入が激減すれば
経済が悪化し、結果的に医療福祉切捨てとなり、
病院はつぶれ、救急車のたらいまわしがさらにひどくなり、
犠牲となる国民がますます増加することでしょう。

グローバル化した世界は、もはや地域の国々だけでは生きられない世の中となって
もはや運命競合対となっている状態です。

2008.11.30 00:44 URL | サルトル #- [ 編集 ]

正しくは運命共同体です。

2008.11.30 00:51 URL | サルトル #- [ 編集 ]













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