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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

手術後の患者さんの

包帯交換を行っていると、

日に日に傷が落ち着いてゆくにつれて

血行動態が改善されていくことで

腫れが引いてゆき、

毎日、見違えるような変化を起こしていく。


それに伴って、

小耳症の患者さんは、

シャープな美しい耳へと変化していく。


顔面のレックリングハウゼン氏病の患者さんは、

美しい左右対称な顔面へと変化していく。


小耳症手術も、顔面に発生したレックリングハウゼン氏病の患者さんも

立体的形態の再建術という意味で共通している。


腫れが引いた後の予測をも、

考慮に入れた上での

立体的な手術計画を立てられるようになるには、

それぞれの組織による伸び率の、特徴的な術後の反応を知っておかねばならない。

その反応を知るためには

豊富な手術経験が必要となる。


立体的形態を再建する手術は、

手術の中でも科学的にも、数学的にも、芸術的にも、

緻密な計算を必要としている。


ほとんどの外科的手術が、単に切除し、縫合する場合が多い中で、

表に見える顔面再建や耳の再建は、

立体を再建するという特殊な手術ということになる。


特に立体的形態を、

各々の患者さんの形態ごとに、手術プランを練らなければならない。

個人ごとにオーダーメイドの

手術計画、手術デザインを

決定する必要がある。

決まりきった手術とは異なるから困難でもある。


将棋の試合のように、

先の先の一手まで、読み、

最後の仕上がりを予測しなければならない。


だから手術するたびに、最終に至るまでの経過を観察して、

その組織の性質を、自ら体験しておくことが最も必要な事となる。


これを長年観察していると、

今までの医学の組織反応の常識が、時に間違っていることに気がつく。


ここが、最も大切で、何故なのか?と考えていると、

ひとつの事象に絞ってみれば、法則の新発見が導き出せる。


その新たな法則を応用すれば、

今まで、

うまくいかなかった手術や、

不可能といわれていた手術にまで

応用することで、可能範囲を格段に広げることが出来る。


新発見は、論文にして、世界中の医師が見るジャーナルへ投稿する。

その論文を目にした世界中の医師たちが、後々

それをステップに、

もう一段高い次元の発見を成し遂げることになる

それが、医学の世界中の発展の継続へとつながっていく。


発展したことは、世界中で、患者さんの治療に使われることになる。

自分が、生きていた時、成し得た仕事を、

世界中で、行い続けてくれることになる。


自分が生きていた証が、世界の役に立ち続ける。

自分が、かつて生きたという証ともなる。






















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