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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

永田小耳症形成外科クリニックでは

小耳症手術を受けたものの不幸な結果となり

作り直しに来られる患者さんが多い。


昨年の小耳症手術件数が、135件。うち作り直し手術が、24件だった。

日本中あわせてもたった100名しか生まれない小耳症。


年間に、手術を100名行うと全て終了する件数だ。


永田法は、手術回数が2回で耳が再建できるので

年間135件の手術だと68名の耳を再建したことになる。


だから患者さんは、日本全国からとなっている。

大学病院といえども、

いまだに大腿部分の付け根から皮膚を取って耳の後ろへ、移植するようなところがあるが、

これでは、色が違うし、大人になってから、陰毛が、耳の後ろから生えてくる。

大腿部分から皮膚をとって移植すると聞いただけで、遅れた手術法と言う事だ。


耳おこしと、称して、皮膚を移植するだけの方法では

決して耳が立たないし、10年もたつと移植した肋軟骨が融けてくるので

再建した耳が融けてくる。


本当に耳を30度の角度で立てて、血行の補強を行うことが最も重要なことであるが、

いまだに、まだ通常の病院では以前の手術法を行っているのが現状であるから、

結局作り直しとなって患者さんが来られているのが現状だ。


小耳症は、症例によって、手術法をオーダーメイドとしなければならない困難な手術である

と言うことを念頭に置かねばならない。














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