
かつて、某病院で、シリコンを移植して耳を作る手術を受けたものの化膿して
結局シリコンを摘出せざるを得なかった症例。
すでに頭から血管膜を使われてしまっている。
耳の真ん中には、色の異なる皮膚が、移植されている。
皮膚が、縮み多くのしわが出来ている。
このように、一度他の施設で小耳症手術を受けたものの不幸な結果となり、
永田形成外科クリニックへ作り直しを希望して来られる患者さん達が
日本中から急増している。
最近自分の肋軟骨を材料として造られた耳でも
作り直さなければならない子供達が、多い。
以前に作られた耳でも、あきらめることなく、
永田小耳症形成外科クリニックでは
作り直すことが出来るということを
最近では、患者さん達がようやく、気がついてきたからだ。
最初から、きちんとした手術を受けていた方が得策だ。

手術デザイン。

切開を行った状態。

耳の真ん中に大腿付け根から色の違う皮膚を移植されていたので、切除したところ。

皮弁を形成したところ。

色の良い皮弁を、切除した皮膚の部分へ移動してきたところ。

皮弁でどのようにカバーするのかを示す。

大人の患者さんは、このように肋軟骨が骨化しており、曲がらないので
3次元肋軟骨フレームを作ることが困難だ。
作成した3次元肋軟骨フレームが、このように削ったところは
色が白くなくて黄土色となっている。

3次元肋軟骨フレームを移植したところ。
しわしわだった皮膚の影響も、ずいぶんなくせた。
その1
このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。
その2
このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。
耳介形成術による合併症
感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。
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