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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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2008年6月17日、耳垂残存型小耳症術前。
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耳があるべき場所を赤で示す。
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手術のデザイン。
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皮弁形成および皮下ポケットの作成。
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作成した3次元肋軟骨フレーム。
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皮下ポケットの下に3次元肋軟骨フレームを移植したところ。
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そして、2009年1月27日、耳立て手術日となった。
赤で示すのは浅側頭動脈の走行を示す。
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耳立て手術のデザインを示す。
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耳の後ろから支えて耳を立てるために、肋軟骨ブロックを作成した。
耳の後ろから、この肋軟骨ブロックで耳を立てておいて、
それを更に後ろから、生きた血管膜でカバーすることで
支えの肋軟骨ブロックを生かすばかりでなく、
耳の後ろをも含めてカバーすることで、
耳を頭からはがすことで低下した血行を増強する。
その血管膜の上に頭から薄く採取した皮膚を移植する。
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手術後耳を頭側から見た所。耳が立っている。
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耳を前から見た所。耳が本当に立っていることがわかる。
耳の腫れは血行が良いので入院中に引いてゆく。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。















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