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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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かつて東京都内の某病院形成外科で、小耳症のために、
シリコン移植による手術を受けたもののこのような不幸な結果となっている。
頭の傷は、すでに血管膜を使ってしまった事を示している。
耳の中央には、色が異なる皮膚が移植されている。
瘢痕の引きつれを起こし、耳の皮膚がしわしわとなっている。
2009年1月22日の術前の状態。
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手術デザインが完成したところ。色が異なる皮膚は切除する。
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3次元肋軟骨フレームを新たに作成したところ。
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色が異なる皮膚は切除して、皮弁を形成したところ。
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3次元肋軟骨フレームを皮弁の下に移植したところ
そして、本日9月24日の耳立て手術日を迎えた。
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耳の中央部は、同じ色となった耳が再々建されている。
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耳立て手術のデザインを示す。
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頭から薄い皮膚を採取した。
頭から、2枚目の血管膜を起こしたところ。
耳を後ろから支えて立てるために新たに肋軟骨ブロックを作成したところ。
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手術直後耳が立っている。
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立っている耳をアップで見たところ。
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耳を上から見たところ。
耳が立っている。
非常に薄い皮膚を頭から採取しているので、
採取した皮膚の部分は、退院時には治って、髪の毛が生える。
また皮膚を移植した耳の後ろから髪の毛は生えないし、同じ色となる。

またまた、このような作り直しの耳立て手術だった。
このように作り直しを希望される小耳症患者さんが
いまだに続々と
日本中から永田小耳症形成外科クリニックへと集まってこられているのが現状となっている。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。















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