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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

耳は立体的に体表の中で最も複雑な形をしているため、

すべての形態を再建すると言うことが

従来法の6回の手術を要するタンザー法や

4回の手術を要するブレント法では、不可能だった。


永田法では、それが2回の手術で可能となった。

今では、アメリカ、ヨーロッパをはじめとする医学先進諸国で、永田法が主流となっている。

なぜなら、アメリカで作成された最新の形成外科の教科書で、

小耳症治療は、永田法が掲載されているからだ。

英語圏の国々では、形成外科専門医師国家試験問題に永田法が出題されている時代となった。


しかし国内では残念ながら、いまだに従来法を行っている施設が多く

不幸な結果となって、当院へと作り直し手術を希望されて来られている患者さん達が

毎年毎年非常に増加している。

このブログを見れば明らかだ。


耳再建術は、耳そのものが体表の中で最も複雑な形態をしているために、

再建手術は形成外科領域で最も困難な手術なので、

修練期間が最も長く必要な領域でもある。

形成外科医の芸術的センスが最も必要な領域でもある。


なのに、小耳症患者数が毎年日本中で、たった100名程度しかいないために、

経験がある形成外科医がほとんどいないから、なかなか進歩できないと言うことだ。

すなわち今年、手術適応年齢に到達した小耳症患者数が、国内でたった100名しかいないのだ。


当院では年間に、小耳症手術件数が130件以上となっている。




サルトルさま

ニューデリーでの御活躍を心からお祈りしています。
日本のドクターの威信にかけて、頑張ってください!!
あなたさまの後に続く未来のドクターのためにも。。。

2009.11.15 22:52 URL | ヴィーナス #- [ 編集 ]

Reヴィーナス様へ
準備に入ってから1ヶ月かかって、ようやく1時間講演の英文原稿が完成しました。
世界は、常に新たな進歩を求めていますから、今回も、新たな進歩の部分を追加しました。
応援ありがとうございます。

2009.11.18 05:54 URL | サルトル #- [ 編集 ]













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