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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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2009年6月2日術前。世界的にも稀な小耳症。
耳が下を向いている。
このような形態の手術報告例は、世界にも存在しない。
非常に困難な症例。
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耳が本来あるべき場所を赤で示す。ほっぺたに耳が存在している。
いかに耳が前にあり、しかも下向きについているかがわかる。
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手術デザインの完成。
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作成した3次元肋軟骨フレーム。
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皮弁作成および皮下ポケットを作成した状態。
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手術終了時の状態。
手術前に耳があった、ほっぺたの部分は、陥凹していたので、
肋軟骨を移植して耳の前の部分を平らにしている。
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本日の耳立て手術前の状態。まだ耳たぶのボリュームが不足している。
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耳立て手術のデザイン。
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耳の後ろから耳を支えて立てるため肋軟骨ブロックを作成した。
それを後ろからカバーして生かすための血管膜を頭から起こしたところ。
更にその血管膜の上に頭から採取した薄い皮膚を移植する。
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耳が立っていることがわかる。
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耳を前から見ても立っていることがわかる。
耳たぶのボリュームを増している。

耳全体の腫れは、入院中に引いていく。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。















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