fc2ブログ

小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

ナースのTさんは健康診断が気がかりでしょうがない。

「何時からするんですか?」と聞いてくるので、
「開院記念日が過ぎてからね」と言うと、
「それまでに血液がサラサラになるように、たまねぎ食べなくちゃ!」とのたまうのである。
何日かして、
「事務長さん、もうフラフラでス。今日採血していいですか~!」と言うので、
「何、ご飯食べてないの?では私が採血してあげよう!」と言うと、
「だめです!事務長さん、息子さんの採血失敗したでしょう。」という。

「うん、でも3回の内、2回は成功したよ、チャレンジさせてよ」と言ったのに、
「駆血帯縛ってくれれば、自分でやりますから」というのだ。
もう、そんなに嫌がらないでもよさそうなものだが・・・。

そういえば○先生も、
私が採血してあげる、といったとたん、
知り合いの先生に頼んで健康診断を済ませてくるし、
院長は、
「おれは明日手術があるんだ!」と叫んだ。
あたしが採血したら、どうなると言うんだろう。

でも、自分で採血するのってどんなもんだろう。
面白そうだからやって見せてもらおうと思ったが、
結局Tさんは夜勤のナースさんに採血してもらい、事なきを得た。
「一発でした。事務長さんもしてもらえば」と言われたが、
私としては、自分で自分の採血をするTさんが見られなくて、残念だった。

しかし、Tさんは
「心電図を自分で録ろうと思ったけど、無理でした」と言っていたので、
あらまあ、心電図はほんとに自分でやるつもりだったらしく、
ぜひ一度、自分で自分の心電図を取るところもまた、見てみたいものだと思ったのだ。












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
https://acrejuvenation.blog.fc2.com/tb.php/2845-0af06e20