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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

医療崩壊が叫ばれるようになってから数年経過した。

昨年度の医療倒産件数は、これまでで最高となった。

病院倒産の原因は、診療報酬の削減が最も大きい。


それに伴い、国民が救急医療を受けにくくなっているばかりか、

様々な問題がおきている。


最も大きな問題は、医師不足と絡み合い、

大学病院では、診療に終われるのみとなり

肝心の医学の進歩のための研究が、おろそかになっている。


産婦人科領域では、日本から世界への論文報告件数が激減しているとニュースになっていた。

これは産婦人科にとどまる問題ではない。


形成外科領域を見ても、

世界の一流ジャーナルといわれるアメリカ形成外科学会誌やイギリス形成外科学会誌に

掲載される日本からの論文数が非常に少なくなっている。


また、欧米で開催される主な形成外科学会や、

国際形成外科学会などへの日本人の発表数も、ほとんどなくなっている。


10年以上前には、

アメリカ形成外科学会や国際形成外科学会で、

日本人を多く見かけたものだが、

海外の主な形成外科学会で、この数年は、

どの国へ行ってもほとんど日本人の発表を見かけなくなった。

日本人としては、寂しいものを感じる。


国際的に通用するような

形成外科分野での科学的に高度な研究が激減していることを物語っている。


世界をリードし教育するような日本人の形成外科医があまりにも少なすぎる。

才能ある若い形成外科医が育つ要素が、医療費の削減とともに

大学に不足していることが大きな原因となっている。


国内の学会で、キュウキュウとしている程度では、科学は進歩しない。


これからの若い形成外科医に望むのは、

国内でなく、世界に広く目を向け、

後世まで長く世界に残るよう、科学的な真実を発見し、報告できるような

研究目的を見出し、研究方法を自ら確立し世界へと発信してほしい。


世界へ成果を発信する能力のない教授から

研究方法を学ぼうとしても、見出せるはずがないからだ。


















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