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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

ある夜の事。
夕食も終わって、退屈な入院生活。
なぜだか永田先生が洗面所にやってきた。

看護助手の女の人が、先生を洗面所の椅子に座らせ、
白いケープをかけて
はさみで髪の毛をチョキチョキやり出した。

なんだか本物の散髪屋さんみたいだ。

いつもは怖そうな先生が、楽しそうに話してる。
女の子たちは遠くからこわごわ覗いてるけど、
俺は平気だ。

近くに寄ってみる。
ほら、なんともないぞ。
吼えないし、怒らないから、もう少し寄ってみる。
洗面所の台に肘をついて眺めていたら、
安全だと言うことがみんなにもわかったらしく
他のみんなも近くによって来た。

他に変わった事もないし、
上野のパンダほどではないけど、
怖くない先生は珍しいので、
見ていると面白いかも・・・

みてみたらおとなの患者のおにいさんも来ていた。
アレレ、入院患者さん、全員が先生を見に来てる。
まるで動物園の檻の前みたいだ。
色々言いながらながめている。

散髪が終わったみたいで、先生は風呂に入って行った。
先生も俺たちとおんなじ風呂に入るんだ。
ふ~~ん。
これでおしまいかあ。

なんも面白いことない入院生活だから、
少しは変わったものが見たかった。
またなにか面白いことないかなあ。

                  入院生活が続いて、たいくつな男子


この文章は夜勤看護師の証言を元に再現してあります。
   一部に脚色が含まれている可能性があります。






















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