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永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

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九州地方のある病院形成外科で、
皮膚の下に、風船を入れて、傷が治った後で、
皮膚下に入れておいた風船内に生理的食塩水を注射して、こぶのように皮膚を膨らました後で
肋軟骨移植術を行おうと言う手術を計画されていたが、風船を入れて細菌感染を起こしてしまった症例。

このような手術は、世界的に、やめてしまった手術だが、
遅れている日本では、いまだに、やるところがあるので要注意だ。
頭の傷は風船を入れる時に、ついた傷が禿となっている。

皮膚の下を以前の風船を入れる手術時に広範囲にはがされているので
、皮膚の下が瘢痕組織となり、硬くなって皮膚の弾力性が悪くなっている。

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耳があるべき場所と大きさを赤で示している。
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皮弁形成と皮下ポケットを形成した。
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肋軟骨を4本採取し、それから、彫刻してパーツを6個作成し、
それら6個のパーツをワイヤーで組み合わせて
新たに作成した永田法の3次元肋軟骨フレーム。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植し、皮弁を移動して縫合したところ。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。



永田先生、

先月4ヶ月になる息子の小耳症の診察にお伺いさせていただいた山口です。
今日は世田谷区の4ヶ月検診に行ってきました。そのとき、小耳症の通院状況を聞かれました。慈恵医大と先生の病院に訪問している旨を伝えると、「慈恵医大は実績も豊富でとても有名です。いい耳を作っていただけると思いますよ。よかったですね」と言われました。
「有名な大学病院である」ということの絶大なブランド力を痛感したと同時に、ニッチな症例に関しては知る知らないで結果を大きく左右することになるのだなぁ、と先生の日々の手術事例を見ていても痛感しますね。
先生、くれぐれもお体お大事に。がんばってください。

2010.04.09 23:21 URL | yamaguchi #- [ 編集 ]

妊娠しておなかが大きくなった妊婦でも出産後は、おなかの表面積が元に戻り、縮小するのと同じように、皮膚の下にいくら風船を入れて表面積を広げようとも、風船を抜けば、
一時的に広がった表面積は、元に戻ってしまいます。

だから、耳の再建においては、風船による組織拡張法は、禁忌だと、アメリカで作成された形成外科の最新版のテキストブックに私が執筆した小耳症の部門に書いています。

拡張することなく耳たぶを分割して自然の生きたままの皮膚の表面積を、タンザー法に比べて50パーセントも広くして表に利用することが出来る永田法が世界に広がってからは、最先端の形成外科医は、組織拡張法の無意味さと危険性とに気がつき、やめてしまっている方法です。
この点を私は、国際学会においての講演で常に教育し続けているところです。
が、最近では国際学会に、日本人の形成外科医の出席者が、ほとんどいなくなってきているのも事実です。

国内では、大学でもまだ、組織拡張法を行っていたり、タンザー法もどき、を行っていたりする施設が多いのが実情ですから、このブログでも頻繁に紹介しているように
作り直し手術を希望されて当院へ多くの小耳症の患者さん達が日本中から来られています。

これまでの当院での手術記録写真掲載の事実が、すべてを語っています。

2010.04.10 01:19 URL | サルトル #- [ 編集 ]













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