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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

先日までは女の子が行列を作って病棟を練り歩いていたけれど、
一人ずつ無事退院して行った。
代わりに男の子が一人づつ入院してきて、
今では男の子が病棟を席巻してきている。
賑やかなこと、この上ない。

そのなかで、
両側小耳症のOくんは、今回が最後の入院とあって、本当に嬉しそうだ。
最大の難関の抜糸も無事済ませ、あとは退院まで指折り数えている。

始めの頃は不安でいっぱいだったので、
「今日は回診何時からやるの?」
とそればっかり聞いてきて、目もウルウルしていたけれど、
今は「のびのびのびたくん」だ。

彼が聞いてきた。
「永田先生は今何歳?」

「今月が誕生日で60歳」と言うと、
「え~~~~?」と驚いている。

「うそ~~」というので、
「ほんとだよ。もうおじいさんだよ。
君達のおじいさん達と同じくらいだよ」と答える。

「え~~?事務長さんは?」と聞くので、
「58歳」と答えると、
もう一人が、
「うちのおばあちゃんと同じだ。聞いてくる。」
と行って駆けて行った。

(こらっ走るなっ)

「おばあちゃん、58歳だって」と帰ってきたので、
「じゃあ同じ辰年だ」と話していたら、
あとからおばあちゃんが追いかけてこられ、
「私は58歳から年を取らないんです。」と言われた。

まさか私に報告するとは、思ってもおられなかったのだろう。

「院長先生は、何時までも元気でいて欲しい」と言っていただいたが、
本人にその自覚が、あるやなしや・・・。

次の日また2階ヘ上がった時、
昨日の男子達が大きな声で話していた。

「永田先生、60歳なんだよ」

この子達にとっては、60歳というのは、
想像もつかないくらい年上なんだろうな。













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