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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

福島原発事故は、津波により2個用意していた非常時補助電源をはじめ

外部電源が全て使えなくなったために、

核燃料棒の冷却水の循環が不可能となったためにメルトダウンが起きた事故だった。


非常時の補助発電装置が2個とも地下に設置されていたために

津波により水没した事で故障してしまった。


2個のうち1個を高い位置に設置するか、

厳重な防水処置を行うべきだった。


補助発電装置は、当初は1階に設置されていたが

2個の補助発電装装置を地下を掘って2個とも地下に設置しなおすという設計を

東電が国に申請したのだった。

なぜか愚かな事に国はこの計画に許可を与えてしまったのだ。


この判断ミスが最も責任重大と言える。

原子力安全に対する東電と国の安全へのチェックが働いていなかった。


循環水の循環が不可能となったのだから

2日以内にメルトダウンが起きることが明確だった。


さらに「マークⅡ型」という格納容器が小さい福島の原発はメルトダウンが起きる際の

水素発生による爆発を防ぐために水素を外部に放出「ベント」せざるを得ない欠陥原発だった。

この水素放出の再に、必ず放射能をも外部に放出されてしまうという欠陥があるのだ。

放射能放出を軽減するためのフィルターすら付けられていなかった。


昨日も書いたように、格納容器が大きなタイプの原発では

発生した水素を格納容器内で燃焼させて圧力を下げることが可能なので

メルトダウンが起きても放射能を外部に放出することが無い。


地震と津波が発生する日本ではこの「マークⅡ」タイプの原発は危険なのだ。

このタイプの原発が日本には10基存在する。

少なくともこれら10基は、直ちに停止する必要がある。




























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