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小耳症(永田法)の軌跡と新たな出発

永田小耳症形成外科クリニックは、院長・永田悟医師の逝去にともない、令和4年1月に閉院いたしました。このブログと、永田法による小耳症手術は次世代に引き継がれ、現在も行われています。小耳症手術をご検討の方は、ぜひご覧ください。

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九州地方の某大学病院形成外科で耳の再建術を受けたが
不幸な結果となり、永田小耳症形成外科クリニックで作り直し手術を希望されて来院。
耳たぶも小さく割れている。
耳の前方は、皮膚が切れそうな状態となっている。
2011年2月1日再々建手術を行った。
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作り直し手術のデザイン。
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中に移植されていた肋軟骨フレームを摘出した。
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新たに作り直した永田法の3次元肋軟骨フレーム。
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移植されていた肋軟骨フレームを摘出した状態。
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新たに作成した永田法の3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植しなおして
さらに、耳の前方の陥没部に肋軟骨を移植して陥没変形を修正する。
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手術終了直後。
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そして2011年10月7日の耳立て手術の日を迎えた。
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耳立て手術のデザイン。
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耳の後ろから耳を支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
それを後ろから生きた血管膜(TPF)で被覆して生かすために
頭から血管膜(TPF)を起こした。
その後ろに皮膚を移植するために側頭部から色調の良好な薄い皮膚を採取した。

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耳が立っている。
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耳が立っている。
耳珠上方を修正している。
耳の前方もさらに修正している。
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耳が立っている。
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耳が立っている。
作り直した耳の耳たぶも、大きく出来ている。

その1

このブログの写真は小耳症治療をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

小耳症手術による合併症
一過性の顔面神経麻痺 浅側頭動・静脈の血行不良による植皮の生着不良 感染、移植軟骨の露出 気胸 術後肺炎
縫合不全 ハゲ 床ずれ その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。


その2

このブログの写真は耳介形成術をご理解いただくために、参考資料として掲載させていただいています。
それぞれの症状によって、手術結果は異なりますのでご了承ください。

耳介形成術による合併症
 感染、 縫合不全 その他
上記のような合併症が生じた場合は、症状に応じて対処致します。場合によっては再手術を行う可能性もあります。















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